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ローム、高音質オーディオ用DAC「BD34301EKV」を一般販売

DACチップ「BD34301EKV」(左)と評価ボード「BD34301EKV-EVK-001」(右)

ロームは、ハイレゾリューション音源の再生に適した、高音質オーディオ機器向けに32bit DACチップ「BD34301EKV」とその評価ボード「BD34301EKV-EVK-001」の一般販売を開始。Webページより申し込むとDACと評価ボードのどちらも1個から購入できる。

「BD34301EKV」は、ロームのオーディオICのハイエンド「MUS-IC」シリーズのDACチップ。クラシック音楽の鑑賞で重要な音質性能である「空間の響き」「スケール感」「静寂性」の表現に重きを置いて開発。SN比 130dB、THD+N -115dBを達成したうえで、数値性能に現れにくい音質性能を徹底的に高めたという。

例えば、D/A変換回路では、構成する各電流セグメントの電源インピーダンスを極限まで低減すると同時に配線のレイアウトを最適化し、各電流セグメントの動作タイミングを決めるクロックの遅延(誤差)も極限まで低減。

デジタル信号処理回路の主要機能であるデジタルフィルタ(FIRフィルタ)は、微小信号でも忠実に信号処理できるように設計され、デジタルフィルタの性能指標のひとつである阻止帯域減衰量で150dB以下を達成。これらにより、音源のもつ情報量を引き出せるとしている。

また、デジタルフィルタをプリセット/カスタム/外部設定の中から選択可能で、フィルタの演算係数とオーバーサンプリングレートもプログラム機能でカスタマイズ可能。これらにより、独自のデジタルフィルタを構築し、オーディオ機器ごとに異なる音質チューニングを容易に実現できるため、開発工数の削減やメーカーが求める理想の音作りが可能としている。

なお、「BD34301EKV」は、ラックスマンのSACD/CDプレーヤー「D-10X」に採用されている。D-10Xについては別記事を参照のこと。

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