ニュース
ソニー、“4K早見”で4K×WチューナなどBDレコーダー
2021年4月12日 13:08
ソニーは、BDレコーダーの新製品として、4Kチューナー搭載でUltra HD Blu-ray再生に対応した「BDZ-FBシリーズ」を5機種、6月5日に発売する。HDD容量6TBのモデルも用意。2Kチューナー搭載でBDドライブの「BDZ-Z」シリーズは、4機種を5月1日に発売。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は4K機が8.8万円~18.2万円前後、2K機が6.1万円~8.3万円前後。
4Kチューナ×2 / 2Kチューナ×3 / 6TB「BDZ-FBT6100」182,000円前後
4Kチューナ×2 / 2Kチューナ×3 / 4TB「BDZ-FBT4100」165,000円前後
4Kチューナ×2 / 2Kチューナ×3 / 2TB「BDZ-FBT2100」107,000円前後
4Kチューナ×2 / 2Kチューナ×2 / 2TB「BDZ-FBW2100」96,000円前後
4Kチューナ×2 / 2Kチューナ×2 / 1TB「BDZ-FBW1100」88,000円前後
2Kチューナー×3 / 2TB「BDZ-ZT2800」83,000円前後
2Kチューナー×3 / 1TB「BDZ-ZT1800」72,000円前後
2Kチューナー×2 / 2TB「BDZ-ZW2800」72,000円前後
2Kチューナー×2 / 1TB「BDZ-ZW1800」61,000円前後
BS4K放送開始に伴い、テレビ番組数は増加。さらに、テレビでVOD作品を楽しむユーザーも増えている。その結果、膨大なコンテンツから、目的のものが探せない、見きれないといった問題点があるという。そこで、日常のキーワード検索に近い感覚で、見たいテレビ番組を賢く探す「録(と)っても賢い ソニーのブルーレイ」をキーワードに、録画機能が進化した。
2021年モデルはその中でも、レコーダーユーザーの約8割がドラマ録画に活用しているというデータもあり、ドラマに注力。1カ月先から先行予約できる「新作ドラマ・アニメガイド」機能において、要望が多かった「特番ドラマ」に対応。単発放送されるスペシャルドラマ、特別ドラマや、話数が3話までのドラマなども賢く録画できるようになった。
なお、1カ月先の番組の情報は、KADOKAWAから「特番」ドラマとして配信される番組となる。
さらに、おまかせ・まる録機能に使っている用語集も最新のものに進化。例えば「TOKIO」とキーワード登録した場合、「松岡昌宏」「国分太一」や「城島茂」といったメンバーの名前に対しても、自動録画機能が動作。松岡昌宏が主演する「家政夫のミタゾノ」が自動録画される。
さらに、「お笑い第7世代」というキーワードを登録すると、「霜降り明星」や「ハナコ」、「フワちゃん」など、20組のお笑いタレントが登録され、旬な芸人の番組をまるごと録画できる。「戦隊ヒーロー俳優」をキーワード登録し、イケメン俳優の番組をまるごと録画するといった使い方もできる。
録画画質や再生機能も進化
4Kチューナー搭載モデルでは「4Kインテリジェントエンコーダー」により、4K放送の長時間録画モード、特にLSR<4倍>以上で録画した際の画質を改善。動きや明るさの変化が激しいシーンで出やすいブロックノイズを低減した。
さらに、業界初となる4K放送の1.3倍早見再生に対応。見たい番組を、時短で楽しめる。
4K/2Kモデル両方の進化点として、外付けHDDの最大容量が、従来の6TBから8TBに強化。より多くの番組を録画できるようになる。
Video & TV SideViewも進化
レコーダーの番組をスマホのアプリから再生する「Video & TV SideView」も進化。今後のアップデートにより、従来は有料(500~600円)だった、レコーダーの番組をスマホのアプリから再生する「見る」機能が、無料化される。
具体的には「どこでも視聴」「ワイヤレスおでかけ転送」が無料となり、より手軽に利用できるようになる。
また、既報の通り「Video & TV SideView」は4月1日にもアップデートされており、iOS/Androidともに「みどころピックアップ」をリニューアル。この機能ではこれまで、予約ランキング、YouTubeの人気動画を掲載していたが、「今日のおすすめ」や「今週のおすすめ」、「お気に入り番組表」、「好きなジャンル」、「放送中の人気番組」、「録画番組」といった項目が新たにトップ画面に追加。ニュース情報アプリのように、縦スクロールでザッピングしながら予約したくなる番組が見つかるようになった。
レコーダーとしての基本機能
光学ドライブは、「BDZ-FBシリーズ」がUHD BD再生に対応。「BDZ-Z」シリーズはBDドライブとなる。
4K、2Kを問わず、チューナーを3基搭載したモデルは、最大3番組の同時録画が可能。チューナー2基搭載モデルは2番組までの同時録画となる。
4Kチューナー搭載機は、4Kをそのまま録画するDRモードに加え、4K放送の長時間録画モードを用意。
4K BRAVIAに最適な映像に調整して出力する「4Kブラビアモード」も用意。2K放送やBDを超解像技術で高精細化する「4Kアップコンバート」機能も備える。ただし、Zシリーズでは、ブラビア側でアップコンバート表示するカタチとなる。
信号解析による映像処理技術「HDリアリティエンハンサー」、フレーム/ブロック/モスキートノイズを除去する「ピュアイメージリアライザー」も備える。
音声面はハイレゾ音源の再生をサポート。PCとレコーダーを同一ネットワーク内に接続し、ハイレゾ音源をレコーダーへLANコピーすると、メニューの音楽リストからデータの再生が行なえる。対応フォーマットは、最大192kHz/24bitのWAV/FLAC、最大5.6MHzのDSDのハイレゾ音源に加え、MP3とAACに対応。テレビの音声もハイレゾ相当(最大96kHz/24bit)に復元する「DSEE HX」も搭載する。
HDMI出力は、BDZ-FBシリーズが映像・音声信号用と音声信号専用の2系統を装備。HDCP 2.2や4K/HDR非対応のAVアンプやサウンドバーなどとも接続が可能で、ノイズを軽減した、より高品位な音声が出力可能。
ZシリーズのHDMI出力は1系統のみとなる。
どちらのシリーズもHDMIのほか、録画用USB 3.0×1(背面)、前面に汎用USB 2.0×1(前面)、LAN端子を装備。Wi-Fi機能を内蔵。なお、アナログの映像入力は備えていない。
BDZ-FBシリーズの外形寸法は共通。430.2×224.5×56.4mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は約3.7kg。FBW1100のみ約3.7kg。
Zシリーズの外形寸法も共通で、430.7×208.6×43.9mm(幅×奥行き×高さ)。重量は、2TBのモデルが約2.9kg、1TBモデルが約2.7kg。