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レグザ、「クラウドAI高画質」連携の2Kレコーダ。約5.7万円から

T/Wシリーズ

TVS REGZA(旧東芝映像ソリューション)は、自動スキップ再生などの時短機能を搭載したレグザブルーレイの新モデルを23日より発売する。HDD容量とチューナ数の異なる2シリーズ・4機種をラインナップ。価格はすべてオープンプライスで、店頭予想価格は57,200円前後(DBR-W1010)から。

2K×3チューナ「T」シリーズ
・2TB HDD「DBR-T2010」 約71,500円前後 7月23日発売
・1TB HDD「DBR-T1010」 約62,700円前後 同上

2K×2チューナ「W」シリーズ
・2TB HDD「DBR-W2010」 約62,700円前後 7月23日発売
・1TB HDD「DBR-W1010」 約57,200円前後 同上

2020年発売の「DBR-T1009」、'19年発売の「DBR-W2009」などの後継機種。同社薄型テレビ・レグザに搭載されている「クラウドAI高画質テクノロジー」と連携動作するようになったほか、筐体とリモコンのデザインが変更されたのが主な進化点となる。

円弧を用いたデザインを採用。大きく見やすい表示をグラフィカルに配し、スマートでユーザーフレンドリーなデザインにしているという

内蔵する地上・BS・110度CSチューナーは、Tシリーズが3基で、Wシリーズが2基。1TB HDDの場合、DRモードで約91時間(BS)/129時間(地上)、12倍の長時間録画モードで約1,085時間の放送番組が録画でき、Tシリーズは3番組同時、Wシリーズは2番組同時録画が行なえる。いずれの機種も4Kチューナーは搭載しない。

録画した番組を効率よく再生できる、時間短縮機能“時短”がレグザブルーレイの特徴。

通常再生以外に、CM自動スキップ再生の「らく見」、CMスキップ+1.3倍速再生の「らく早見」、“らく見”を20分割して15秒再生&スキップ再生する「飛ばし見」を選ぶことができる。ユーザーの空いた時間に合わせて再生でき、たとえば約54分の番組を視聴する場合、らく見で約45分、らく早見で約34分、飛ばし見で約5分まで時間短縮できる。

無料アプリ「スマホdeレグザ」を使えば、付属のリモコンを使わずに、スマートフォンで録画番組を再生したり、番組の持ち出しや外出先からの録画予約などができる。番組説明や出演者などの情報もスマホで確認できる。

時短機能は、ダビング時にも利用可能。「おまかせダビング」を選べば、らく見部分だけをBD/DVDに保存することができるほか、らく見部分だけをモバイル用データに変換・転送するスマホ持ち出しも行なえる。

'21年モデルの新機能として「クラウドAI高画質連携」を搭載。

これは、詳細ジャンルやコンテンツ毎の画質特性をクラウドから取得し、視聴中のコンテンツに適切なパラメータを適用することで高画質化する薄型テレビ・レグザ搭載機能「クラウドAI高画質テクノロジー」と連携動作する機能で、レコーダーに録画した番組がレグザでより最適な画質で表示できるようになる。連携機能を動作させるには、X9400S/X9400/X8400/Z740XS/M540XシリーズのクラウドAI高画質テクノロジー搭載レグザが必要。

レコーダーがクラウドAI高画質のデータベースをダウンロードし、再生する録画番組にマッチするデータベースをレグザに通信する仕組みになっており、たとえば長時間録画(AVC録画)した番組の解像度補正や色調補正がレグザ側で適用され、自然な色合いで再現される。

クラウドAI高画質テクノロジーに対応しないレグザと接続した場合でも、レグザの画質処理に適切な信号を送る「レグザコンビネーション高画質」機能によって、さらにきめ細やかで質感豊かな映像が楽しめるという。またレグザリンクを使えば、レコーダーの操作をレグザのリモコンで行なったり、レグザで外付けUSB HDDに録画した番組をレコーダーにムーブ、ダビングできる。

「クラウドAI高画質連携」の処理前
処理後

T1009で採用していたテレビモード搭載リモコンを、'21年モデルにも新採用。リモコン上部の「テレビ」「レコーダー」ボタンで操作する対象の切り替えができ、テレビ操作は主要9社のテレビをサポートする。

リモコン

キーワードやジャンルを設定しておくと、自動で該当する番組を録画する「おまかせ自動録画」機能も搭載。タレントの名前など、人物リストから好きな人物を選んで番組表検索が可能。時短リストに登録すると、予約録画番組、おまかせ自動録画番組の中から、登録した人物が出演している番組だけをすばやく検索できる。

自己診断モードも搭載。HDDの状態、チューナ受信状態、ネット接続状態、USB機器の接続状態などを簡単にチェック可能なほか、状況把握だけでなく、その対処方法も教えてくれる。

おまかせ自動録画
自己診断モード

再生可能メディアは、BD、ブルーレイ3D、DVD、CDなど。Ultra HD Blu-ray(UHD BD)再生はできない。記録可能メディアは、BD-R/RW、DVD-R/RW。インターフェイスは、HDMI出力×1、USB×2、LAN×1で、無線LANを内蔵する。

外形寸法は430×200×46mm(幅×奥行き×高さ)。

背面