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バイオハザードがVR化してOculus Quest 2に。CGドラマはNetflixで7月
2021年4月16日 10:51
発売25周年を迎える「バイオハザード」シリーズの新作として、「バイオハザード4」がVRゲームになり、Oculus Quest 2向けに2021年内に発売される事になった。詳細は、来週4月22日(日本時間)に開催されるOculus Gaming Showcaseで発表される。
カプコン、Oculus Studio、Armature Studioが提携して展開するVRゲーム。サバイバルホラーの名作を、一人称視点でバーチャルリアリティに再構築したもの。Oculus Gaming Showcaseでは、詳細やVR化の経緯、ゲームの追加プレイなどが紹介される。
Facebook Reality Labのコンテンツ担当バイスプレジデント、マイク・ベルドゥ氏は、「ついに『バイオハザード』が新たなプラットフォームで体験していただけます。一人称の視点からタッチコントローラーの創意あふれる操作によって、これまで以上に深みのあるバイオハザードの世界観を体感することができます」とコメントしている。
バイオハザード:インフィニット ダークネス、Netflixで7月配信
シリーズ初の連続CGドラマとしてNetflixでの配信が予定されている「バイオハザード:インフィニット ダークネス」の新情報も発表。配信時期が2021年7月に決まったほか、監督が「海猿」や「MOZU」シリーズの羽住英一郎氏、音楽を菅野祐悟氏が担当する事も明らかになった。
シリーズの人気キャラクター、レオン・S・ケネディとクレア・レッドフィールドの2人を軸に物語が展開。数々の死線をくぐり抜けてきたレオンとクレアが、ホワイトハウスで偶然の再会を果たし、新たな脅威に立ち向かう。
製作・原作監修は、数々のバイオハザードシリーズを世に送り出してきたカプコンの小林裕幸プロデューサーが参加。制作プロデュースはトムス・エンタテインメント。「バイオハザード:ヴェンデッタ」で制作プロデューサーを務めた、宮本佳氏率いるQuebicoがフル3DCGアニメーション制作を担当。日本語吹き替えキャストは、レオン役を森川智之、クレア役を甲斐田裕子が演じる。
羽住英一郎氏は、本作で初のアニメ作品を監督。「長い歴史と多くのファンがいる作品に関われる事に、プレッシャーよりも素直に喜びの方が勝っています。フルCGアニメですが、普段自分がやっている実写の撮影に近いキャメラワークやライティングの雰囲気に極力寄せる事により、よりライブ感が出る様に意識しました。バイオハザードシリーズのファンは勿論ですが、 そうでない方たちにも、楽しみながら一気に観ていただけたら幸いです」とコメント。
音楽を担当するのは、映画・テレビドラマ・アニメーションを中心に、ドキュメンタリーや、ゲーム音楽など幅広い分野で活躍している菅野祐悟氏。「これまでのバイオハザードより、たくさんの精神を継承しつつ、新しい世界観を構築しようと試行錯誤しながらチャレンジさせていただきました。また、Netflixで配信されることを意識し、海外の方々に観てもらった時にも楽しめるよう、ハリウッド映画のスケール感を意識しました。羽住監督から、いつもと同じ詳細なオーダーを頂きましたので、とくにアニメーションとして意識して制作したような感覚はありませんでした。むしろ、今、”あっそういえばそうでしたね”という感じです(笑)」と、工夫し続けた日々を振り返っている。
レオンとクレアのキャラクターPVも解禁。ハッキング事件の捜査のためホワイトハウスに召集されたレオンは、福祉施設建設の陳情に訪れたクレアと偶然の再会を果たす。クレアは、難民支援のために訪れた国で手に入れたた奇妙な“少年の絵”を差し出すが、何かを悟ったのか、レオンは「危ないことだけはするなよ」と言い残して去っていく。そんなレオンにクレアが「スーツ似合ってないわよ」と声をかける。突如停電したホワイトハウスに出現した正体不明のゾンビと闘うレオンと、奇妙な少年の絵の真相を探るクレア。二人がこの先立ち向かうことになる”真の恐怖”が、 ここから始まる……。