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EST×BA×ダイナミックの「ケルベロス」イヤフォン

CERBERUS

地球世界は、Softearsブランドより、有線タイプのイヤフォン3機種を発表。EST×BA×ダイナミックの「CERBERUS(ケルベロス)」、BA×10搭載イヤフォン「RS10」、RS10をベースに製品設計を再考したイヤフォン「RSV」を4月23日から発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は「CERBERUS」「RS10」が共に218,970円前後、「RSV」が78,930円前後。

CERBERUS

静電型(EST)×2、BA(バランスドアーマチュア)×4、10mm径ダイナミック×1の計7基のドライバーを搭載したイヤフォン。ドライバーが3種類であることから、ギリシャ神話に登場する"ケロべロス"の名を採用。

CERBERUS

高域にミニチュアデュアル静電ドライバーを採用。このドライバーは2つのマイクロ静電ユニットと小さな変圧器で構成され、アナログ音楽信号の電圧を75倍に上げ、明瞭なサウンドをもたらすという。10mm径ダイナミック型ドライバーは、低音域の深さとスピード感をもたらし、BAドライバーはダイナミックドライバー・静電ドライバーと補い合う性能を持つとのこと。

7基のドライバーの他、特別にオーダーしたパッシブユニットを採用。このパッシブユニットは音を出さないが、空気圧を緩和、摩耗圧力を低減、低音の品質を向上、聴覚疲労を軽減、聴力を保護する。

ケーブルには、特別に開発した6N Litz 24AWG単結晶銅同軸ケーブルを採用。マイナス極に4N Litz銀メッキ無酸素銅を採用し、遮断層として使用。インダクタンスが非常に低い特性を持つ。ケーブル長は1.25m。

再生周波数帯域は10Hz~80kHz。感度は104dB。インピーダンスは5Ω。イヤフォン端子は2Pin(0.78mm)、入力端子は3.5mmステレオミニ。

RS10

RS10

設計と部品選択の長期にわたる改訂により、マスタリングエンジニアが聞いたサウンドを再現するというモデル。理想的な周波数/位相/インピーダンスを達成するため、Hi-Endスピーカーのクロスオーバーに匹敵する「5ウェイクロスオーバー」を設計。

このクロスオーバーは、2バンドパス、1ローパス、4次LCフィルターを備え、インピーダンスと周波数特性を正確に調整する。これにより、周波数全体でほぼ完全な位相・インピーダンスの一貫性を実現。

10基のBAドライバーユニットを搭載。ドライバー構成は低域×4、高域×2、全域×4。深みのある低音、自然なサウンド、繊細なボーカル、リラックスした心地よい高音を与え、鮮やかなディテールと卓越したサウンドの明瞭さを備えるという。また、CERBERUS同様のパッシブユニットとケーブルも採用。

再生周波数帯域は20Hz~40kHz。感度は100dB。インピーダンスは25Ω。イヤフォン端子は2Pin(0.78mm)、入力端子は3.5mmステレオミニ。

RSV

RSV

BAフラッグシップモデル「RS10」に基づいて製品設計について再考したイヤフォン。新ドライバー構成と新設計されたクロスオーバーアーキテクチャにより、8Ωの低インピーダンスと125dB/Vrmsの高感度を実現。低域×2、高域×2、全域×1の計5つのドライバーで構成。

信号を5つのドライバーに適切に分割するため、低域用の3次LRCフィルター、中域用のインピーダンス+ローパス、高域用のフィルムコンデンサの計6つのコンポーネントで構成。精密な3Dプリントを利用し、最先端の音響フィルターを製造し、音響ダンパーと組み合わせ、サウンドボアの直径と長さを0.1mmの精度で調整し、理想的なチューニングを実現したという。

Hi-EndスピーカーのHRTF(頭部伝達関数)と残響を測定し、イヤフォン・チューニングの参考にしている。このTarget Responseチューニングによって、雰囲気あふれる自然なサウンドを提供するとのこと。

再生周波数帯域は5Hz~40kHz。感度は125dB。インピーダンスは8Ω。イヤフォン端子は2Pin(0.78mm)、入力端子は3.5mmステレオミニ。ケーブル長は1.25m。