ニュース

FiR Audio、5ドライバ搭載イヤフォン「FIVE×FIVE」50台限定

「FIVE×FIVE」

finalは、米FiR AudioブランドのIEM「FIVE×FIVE」を4月29日11時よりフジヤエービックPart3にて発売した。国内限定数量50台。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は128,000円前後。

FiR Audioのフラッグシップ「Mシリーズ」に搭載されているDAA(Direct Aperture Acoustic)テクノロジーとATOM(Air Transferring Open Module)機構を、「よりカジュアルに楽しんほしい」という思いで開発された限定生産モデル。

DAAは、ダイレクトボア機構とタクタルベース機構の2つの機構からなるテクノロジー。

ダイレクトボア機構では、バランスド・アーマチュアドライバー(BAドライバー)をチューブに接続することなく音道管にダイレクトに配置することで、鼓膜との距離をできるだけ短くすることにより、高域のロスを最小限にとどめ歪み感を抑制し、伸びやかな高域を実現。

タクタルベース機構は、低域に割り当てられているダイナミックドライバーを、イヤフォンの筐体全体に響かせるように配置するものとしている。

筐体内部ドライバー前方の圧力を外へ逃がし、鼓膜にかかる過度な圧力を調整するATOM機構も搭載。メリハリのある力強いサウンドでありながら、サウンドステージは広く、また聴き疲れがしにくい音質を実現したという。

ドライバー構成はBAドライバー4基(中域×2、高域×1、超高域×1)とダイナミック型1基のハイブリッド構成。

筐体は耐食性と強度に優れた航空機グレードのアルミニウム合金の切削筐体を採用。フェイスプレートには樹脂でありながら金属にも迫る高い強度と耐衝撃性を持つという、デュポン社のDelrinという特殊な樹脂が使用されている。

フェイスプレートにはFiR Audioのブランドマークでもある「ウサギ」をモチーフにしたキャラクター「Firry(フィリー)」がデザインされている。

イヤフォン側端子はMMCX。日本での発売を記念して、本体に標準で付属しているMMCX/2.5mmケーブルに加えて、finalのシルバーコートケーブル(MMCX/3.5mm)をセットにした特別仕様になっている。