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HDMI2.1対応のLG 4K液晶テレビ「NANO90/85」。50型17万円

65型4K液晶テレビ「65NANO90JPA」

LGエレクトロニクス・ジャパンは、HDMI2.1対応の4K液晶テレビなど、全4シリーズ・14モデルを5月下旬より順次発売する。各シリーズのサイズ展開と価格、発売日は下記の通り。

NANO90シリーズ
86型4K液晶テレビ「86NANO90JPA」 50万円前後 5月下旬発売
75型4K液晶テレビ「75NANO90JPA」 35万円前後 同上
65型4K液晶テレビ「65NANO90JPA」 27万円前後 同上
55型4K液晶テレビ「55NANO90JPA」 21万円前後 同上

NANO85シリーズ
50型4K液晶テレビ「50NANO85JPA」 17万円前後 5月下旬発売

NANO76シリーズ
75型4K液晶テレビ「75NANO76JPA」 26万円前後 5月下旬発売
65型4K液晶テレビ「65NANO76JPA」 19万円前後 6月中旬
55型4K液晶テレビ「55NANO76JPA」 16万円前後 7月上旬
50型4K液晶テレビ「50NANO76JPA」 14万円前後 5月下旬発売
43型4K液晶テレビ「43NANO76JPA」 13万円前後 同上

UP8000シリーズ
65型4K液晶テレビ「65UP8000PJB」 18万円前後 5月下旬発売
55型4K液晶テレビ「55UP8000PJB」 15万円前後 同上
50型4K液晶テレビ「50UP8000PJB」 14万円前後 同上
43型4K液晶テレビ「43UP8000PJB」 11万円前後 同上

全モデル、3,840×2,160ドットの4K液晶パネルを搭載。50型のNANO85、NANO76、50型のUP8000の3モデルがVAで。その他はすべてIPSとなる。NANO90とNANO85は倍速、NANO76とUP8000は等倍パネル。

NANO90、NANO85、NANO76シリーズでは、独自のNanoCell Displayを採用しているのが特徴。1nmという極小の粒子を精密に敷きつめた独自のパネル構造になっており、色ノイズの原因となる過剰な光波長を吸収することで、これまでノイズが多く発生していた赤や緑の色の純度や濃さが向上。色再現性が強化され、よりクリアで鮮明な表現が可能になっている。

エリアごとに個別に光を制御できるLEDバックライトを搭載。NANO95、NANO90は直下型エリア駆動により、エリア毎に細かく光を制御。NANO85はエッジ型の部分駆動を採用しており、ライン状の光をコントロールして明暗を表現する。

43型4K液晶テレビ「43NANO76JPA」

人工知能を統合させたAI対応映像エンジンを搭載。何百万もの映像ソースを学習したAI プロセッサーが第4世代へと進化したことで、地上波でも、ネット動画でもあらゆるコンテンツに合わせて、高品位な映像と音響に自動調整することが可能になった。

具体的には、シネマやスポーツ、アニメなど、視聴している映像ジャンルだけでなく、新たにシーン(夜景・街並み・自然など)ごとに自動認識。それぞれのシーンに合う設定を自動で適用する。さらに、AIが今見ている映像のジャンルを分析し、ドラマ、スポーツ、映画、ニュース、音楽の5つに分類。それぞれのジャンルに合わせたサウンドへ調整し、臨場感あふれるバーチャル5.1.2chサウンドに変換するという。

上位シリーズのNANO90、およびNANO85シリーズは、Dolby Vision、Dolby Atmosをサポート。さらに、室内の明るさに合わせてDolby Vision映像を自動最適化して、明るい部屋・暗い部屋でもコンテンツを最適な画質で鑑賞できるDolby Vision IQにも対応する。

FILMMAKER MODEも搭載。フレーム補間機能をオフにすることで、映画やドキュメント番組など制作者の意図通りの映像を再現。自宅のリビングで映画などの世界観に浸る事ができるという。

NANO90・NANO85シリーズはHDMI2.1対応

NANO90・NANO85シリーズのみ、HDMI2.1に対応。4K120p、VRR、ALLM、eARC信号をサポートする。NANO76、UP8000シリーズは4K60pまで。

HDRゲームの普及団体HGiGに準拠。ゲームシーンによって発生する白飛びや黒つぶれを防ぎ、HDRのゲーム世界を美しく再現できるという。

「ゲームオプティマイザ」機能を搭載。スタビライザー調整によって、白飛びや黒つぶれの箇所をオリジナル映像のようによみがえらせる機能や、ゲームジャンル設定によって、FPSでは明暗のコントラストを強化し、隠れた敵を見やすく表示したり、RPGではコントラストを強調してキャラクター(主人公)のグラフィックを強化してスポットを当てることが可能。FPS/RTS/RPG/スタンダードの4つのジャンルにあわせて映像を最適化するなど、プレイ環境やゲームジャンルに合わせて、画質モードを自由に選択できる。

ユーザインターフェイスは、独自のWEB OS6.0を採用。高速化により、アプリ起動までの時間が、一般的なスマートテレビよりも最大で半分に短縮。スピーディな操作で、ストレスなくネット動画が楽しめるという。

対応するネット動画は、Netflix、Hulu、Amazon Prime Video、DAZN、UーNEXT、TSUTAYA TV、YouTube、JOYSOUND.TV、Apple TV、ひかりTV 4Kなど。'21年モデルでは新たに、韓流コンテンツが楽しめる「Weverse」「V LIVE」に対応した。

付属のマジックリモコンは、テレビに向けて上下左右に振るとカーソルやスクロール操作が可能。文字入力や動画の早送りも行なえる。どんなアプリやチャンネルを見ているときでも、一貫した音声レベルに維持できる「オートボリュームレベリング」にも対応している。

スピーカーは、NANO90が2.2chで最大出力40W。NANO85、NANO76、UP8000が2chで20W。

HDMI入力は、NANO90とNANO85が4系統で、HDMI2.1対応。NANO76、UP8000はHDMI2.0まで。ほかには、光デジタル音声出力、ヘッドフォン、USB、LAN端子を備える。

消費電力と年間消費電力量は、86NANO90が480Wで、272kWh/年。75NANO90が350Wで、225kWh/年。65NANO90が265Wで、196kWh/年。55NANO90が205Wで、142kWh/年。50NANO85が135Wで、115kWh/年。

75NANO76が250Wで、215kWh/年。65NANO76が200Wで、174kWh/年。55NANO76が165Wで、138kWh/年。50NANO76が130Wで、116kWh/年。43NANO76が110Wで、104kWh/年。

65UP8000が205Wで、170kWh/年。55UP8000が160Wで、122kWh/年。50UP8000が130Wで、99kWh/年。43UP8000が105Wで、104kWh/年。

スタンドを含めた外形寸法と重量は、86NANO90が192.5×35.9×116.5cm(幅×奥行き×高さ)で、55.5kg。75NANO90が167.3×35.9×102.9cm(同)で、39kg。65NANO90が145.2×29.5×90.3cm(同)で、28.6kg。55NANO90が123.3×25.7×78.1cm(同)で、18.4kg。50NANO85が112×25.7×71.8cm(同)で、14.4kg。

75NANO76が167.8×37.8×104.5cm(同)で、34.6kg。65NANO76が145.4×34×90.8cm(同)で、24kg。55NANO76が123.5×26×78.8cm(同)で、16.2kg。50NANO76が112.1×24.9×70.2cm(同)で、13.7kg。43NANO76が96.7×24.9×62.8cm(同)で、10.3kg。

65UP8000が145.4×27.1×89.9cm(同)で、21.8kg。55UP8000が123.5×23.2×77.2cm(同)で、14.2kg。50UP8000が112.1×23.2×70.8cm(同)で、11.9kg。43UP8000が96.7×21.6×62.2cm(同)で、8.9kg。