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LG初のBS8Kチューナ搭載液晶テレビ「NANO99」。65型で63万円から

65NANO99JNA

LGエレクトロニクス・ジャパンは、BS8Kチューナーを搭載した8K液晶テレビ「NANO99シリーズ」を6月上旬より発売する。65型と75型の2サイズを用意。どちらも価格はオープンプライスで、店頭予想価格は65型「65NANO99JNA」が63万円前後、75型「75NANO99JNA」が78万円前後。

同社初の8Kチューナー搭載液晶テレビ。

広視野角で高い色彩表現を可能とするIPSパネルに、独自開発の「ナノテクノロジー」を搭載した8K/7,680×4,320ドットのNano Cell 8K Displayを採用。ノイズの原因となる過剰な光波長を吸収するため、これまでノイズが多く発生していた赤や緑の色の純度や濃さが向上。よりクリアで、より鮮明な表現が可能とする。

LEDバックライトは直下型。「Full Array Dimming Pro」が光を自在に部分制御して高純度に澄んだ「黒」を実現。色再現でも黒の再現でも、きわめて純度の高い表現力を発揮する。

映像エンジンは人工知能を統合させたAI対応映像エンジン「α9 Gen3 AI Processor 8K」。有機ELモデルにも搭載している高性能映像エンジンで、高精度な色再現をはじめ、フレーム単位の色合い調整、部分調光での輝度制御などにより、映像が持つ美しさを極限まで描写。2Kや4K解像度の映像を8K水準の画質へとアップスケーリングする機能も搭載。AIが映像を解析、あらゆるノイズを徹底的に除去することでクリアで鮮明に映し出すという。

さまざまなHDR映像のポテンシャルを引き出す「Cinema HDR」を搭載。HDR10、HLG方式のHDRに加え、新規格「Dolby Vision IQ」に対応。Dolby Visionコンテンツ視聴時においても、周囲の明るさに合わせて画面の輝度を自動調整するため、明るい部屋でも暗い部屋でも、美しい映像を楽しめる。

65NANO99JNA

シャープネス強調などの映像処理をオフにすることで、映画やテレビ番組など制作者の意図通りの原画質映像を視聴できる「FILMMAKER MODE」も搭載する。

HDRゲームの普及団体HGiGに準拠。HGiGゲームモードがゲームシーンによって発生する白飛びや黒つぶれを防ぎ、HDRのゲーム世界を美しく再現するという。NVIDIAのG-SYNC Compatibleにも対応。応答速度は1ms。

HDMI入力は4系統で、48Gbpsの帯域幅をサポート。VRR、ALLM、eARCにも対応する。

75NANO99JNA

新しくなった音声技術「AIサウンドプロ」を搭載。AIが今見ている映像のジャンルを分析し、ドラマ・スポーツ・映画・ニュース・音楽の 5 つに分類。それぞれのジャンルに合わせたサウンドに最適化することで、臨場感あふれるバーチャル5.1chサウンドに変換する。

部屋のどの位置に座って、どんな角度でテレビを楽しんでいるのかをAIが自動認識する「オートサウンドチューニング」を搭載。部屋の音響特性を見極めながらサウンドを調整するため、どこに座っていても最適なサウンドが楽しめるという。同機能にはマジックリモコン(付属)が必要となる。Dolby Atmosにも対応する。

ユニット構成はツイーター×2(20W)、ミッドレンジ×2(20W)、ウーファー×2(20W)で、実用最大出力は60W。

8K/4K放送チューナーを搭載。チューナー数ーはBS8K×1、BS4K/110度CS4K×2、地上/BS/110度CSデジタル×3で、録画にも対応。NetflixやAmazon Primeビデオ、Hulu、DAZN、YouTube、U-NEXTなどの動画配信サービスにも対応する。

Apple AirPlay2対応。iPhoneやiPadなどで再生中の音楽や動画などをテレビでストリーミング再生が可能。Bluetoothサラウンドサウンドをサポートし、2台のBluetoothスピーカーで気軽にサラウンド環境が楽しめるという。

ハンズフリー音声認識に対応し、テレビに話しかけるだけで基本操作が可能。例えばリモコンが見つからない場合は、テレビに向かって「Hi、LG!」と話しかけると、LG独自のAI「ThinQ AI」が起動。電源のオン・オフや音量の上げ下げなどもできる。

リモコンに話しかけて、Googleアシスタント、Amazon Alexaも利用できる。付属のリモコンはマジックリモコンで、テレビに向けて上下左右に振るとカーソル&スクロール操作が可能。文字入力や動画の早送りも行なえるという。

ベゼル
テレビと壁の間の隙間を最小限にできるという新採用のギャラリーデザイン

壁面にピッタリ密着する方式で部屋と一体化する「ギャラリーデザイン」を採用。壁掛け用の取り付け金具がテレビ本体の中に収まる構造で、テレビと壁の間の隙間を最小限とし、圧迫感のないスッキリした印象でインテリア性の高い壁掛けを可能とする。

消費電力と年間消費電力量は、65型が440W、380kWh/年。75型が555W、419kWh/年。

スタンドを含めた外形寸法と重量は、65型が145.2×28.5×89.6cm(幅×奥行き×高さ)、32.1kg。75型が167.2×36.1×102.1cm(同)、42.4kg。

スタンド
側面
上面