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ゼンハイザー、約1.4万円の新モニターイヤフォン「IE 100 PRO」

モニターイヤフォン「IE 100 PRO」(レッド)

ゼンハイザージャパンは、モニターイヤフォン「IE 40 PRO」シリーズの後継機となる耳掛けタイプの新モニターイヤフォン「IE 100 PRO」を、6月17日に発売する。有線モデルとBluetoothコネクターをセットにした「IE 100 PRO Wireless」の2種類がラインアップされ、日本では有線モデルが先行発売される。価格はオープンプライス、店頭予想価格は14,300円前後。カラーはブラック、クリア、レッドの3色。

IE 40 PROからイヤフォン側コネクターやケーブルを変更したモニターイヤフォンで、'21年1月にアジア太平洋限定、数量限定で先行発売されたモデル。

前モデルと同じ10mm径ダイナミックトランスデューサーを1基搭載。ゼンハイザーによれば、モニターイヤフォンにおいて、全周波数帯をカバーする場合、バランスドアーマチュア(BA)は複数ドライバーが必要になるものの、超広帯域ダイナミックトランスデューサーであれば1基でまかなえるため、位相差が存在せず、クロスオーバーの影響がなく、高音圧でもはっきりとした歪みがない点が優位という。また筐体をコンパクト・軽量にできるという利点もあるとのこと。

ドライバーはアイルランド工場製。ダイアフラムは特殊形状で、銅/アルミニウムを使った超軽量ボイスコイルを採用した。このドライバーは「暖かみのあるサウンドを実現しながらも、パワフルで豊かなディテールを実現」する。

シングルドライバーデザインにより、スリムで人間工学に基づいた構造で、最大26dBの遮音特性を実現している。

再生周波数帯域は20Hz~18kHz、インピーダンスは20Ωで、最大音圧レベルは115dB、全高調波歪率は0.1%以下。

イヤフォン側端子は上位モデルと同じ独自規格

イヤフォン側端子は上位機種の「IE 400 PRO」や「IE 500 PRO」と同じく、高耐久性と低損失性を備え、断線防止インナーケーブルダクトを備えた独自規格。IE 400/500向けに販売されているストレート/ツイストケーブルや、放送局向けに開発された低ノイズのモノケーブル「IE PRO MONO CABLE」などを利用できる。

プラグ形状はL型3.5mmステレオミニ
付属品

付属ケーブル自体の耐久性もIE 40 PROから向上している。ケーブルはY型で、長さは約1.3m。プラグ形状はL型の3.5mmステレオミニ。イヤーアダプターセット(標準シリコンS/M/L、フォームM)、クリーニングツール、ポーチが付属する。

また2021年夏頃にはBluetoothコネクター「IE PRO BT Connector」も発売予定。マイクとリモコンを内蔵し、通話と音楽コントロールが可能。Bluetooth 5.0準拠で、AACやAptX Low Latencyを利用できる。バッテリー駆動時間は最大10時間、充電時間は1.5時間。

「IE 100 PRO」(ブラック)
「IE 100 PRO」(クリア)
「IE 100 PRO」(レッド)