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iBasso、シェルから新規造形したダイナミックイヤフォン
2021年6月4日 14:52
MUSINは、iBassoブランドより、ダイナミック型イヤフォン「IT01X」を6月11日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は14,000円前後(税別)。カラーはレッド、ブルー、ブラックの3色。
また2020年7月に発売したエントリークラスイヤフォン「IT00」に新色のバイオレット、ブルー、グリーンも追加。同じく11日に発売する。価格はオープンプライス、店頭予想価格は8,000円前後(税別)。
IT01Xはシェルデザインから完全新規造形されたユニバーサルイヤフォン。内部キャビティの素材にブラス(真鍮)を採用したことで、音質を劣化させる要因となる共振を抑制し、歪みのないクリーンな音を実現。このキャビティにより「柔らかくスムーズな中域と深く沈み込む低域の表現」が可能になった。
同じくブラスを使用した「デュアル ヘルムホルツ・レゾネーター」も搭載し、パワフルな低域再現をアシスト。イヤフォン筐体内に発生してしまう不要な反響音を除去し、にじみのない自然な音をもたらすという。
音の核となるダイヤフラムには、両面ベリリウムメッキを採用。「これまでの限界を打ち破る緻密なダイナミクス表現」を実現した。ダイヤフラム駆動にはネオジウム(Nd)、鉄(Fe)、ボロン(B)を主成分とした「ネオジムNdFeBマグネット」や、3Dサスペンションも採用。
再生周波数帯域は10Hz~40kHz、インピーダンスは16Ω、入力感度は108±2dB。
筐体カラーは、どれも高級車をイメージしたというメタリック塗装仕上げで、光沢をもたせるだけでなく、製品強度を底上げする役割も果たす。イヤフォンの重さは7g。
取り外し可能な銀メッキ高純度銅ケーブルが付属。イヤフォン側とのコネクタはMMCX、プラグには金メッキの3.5mmステレオミニを採用した。プラグハウジングやケーブルスプリッターにはステンレス素材が使われている。ケーブル長は1.2m。
新色が追加されるIT00は、2018年に発売されたダイナミック型イヤフォン「IT01」の廉価版モデル。直径10mmのグラフェンダイヤフラム、1テスラに近い磁束を持つマグネット、独自のヘルムホルツレゾネーターなどの特徴は引き継ぎつつも、金型の流用やケーブル材質の変更などを行ない、低価格化を実現した。
ドライバーは10mm径ダイナミック型。周波数特性は10Hz~35kHz。感度は106±2dB。インピーダンスは16Ω。ケーブル長は1.2m。重量(本体のみ)は8g。専用ケーブル、イヤーピース(S/M/L)各3ペア、キャリングケースなどが付属する。