ニュース

オンキヨーAVアンプに、Klipschスピーカー用の音場設定モード

オンキヨーホームエンターテイメントは、同社のAVアンプにおいて、Klipschブランドのスピーカー「Referenceシリーズ」と組み合わせた際に最適な音場を設定する「Klipsch Optimized Mode」をソフトウェアアップデートで8日に追加する。「TX-NR696」より開始し、「夏に発売が予定されております2021年度新製品オンキヨーブランドAVレシーバーにも対応していく」としている。なお、夏に予定しているAVアンプは「TX-RZ50」と「TX-NR6100」。

オンキヨーのAVアンプには、スピーカーや部屋の環境に応じて最適な視聴環境のチューニングを行ない、理想的な音の再生を可能にする自動音場補正技術が搭載されている。

さらに、AVアンプにはサブウーファーを含むスピーカーシステムから出力される低域を、より低域再生能力の高いサブウーファーやメインスピーカーに出力させる、「ベースマネジメント」機能も備えている。ベースマネジメントの再生周波数帯域を決めるクロスオーバー周波数は、自動音場補正機能による設定でも可能だが、測定時の環境要因により、多少の誤差を含む可能性がある。

そこで、オンキヨーがKlipschと共同で検討を行ない、Klipschブランドの「Referenceシリーズ」の設計思想に合わせた音場設定を実現。「Klipsch Optimized Mode」として新たに搭載する。このモードは、自動音場補正技術と組み合わせることも可能。

すでに自動音場補正を行ないクロスオーバー周波数を設定しているユーザーも、そうでないユーザーも、ソフトウェアアップデート後に追加される設定メニューから組み合わせるReferenceシリーズの型番を指定するだけで、クロスオーバー周波数が推定値ではなく理想値となり、「スピーカーシステムの低域再生能力を最大化することができKlipschのスピーカーの設計思想と合わせた再生が可能になる」とのこと。

Klipsch Optimized Modeは、今後のオンキヨーのAVアンプ新製品に随時搭載していく予定。KlipschのReferenceシリーズの新製品が発売されれば、順次アップデートにて追加対応していくという。