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Klipsch、オールホーンの最上位スピーカー「HERITAGE」

「La Scala AL5」

ティアックは、米Klipschのリニューアルした最上位スピーカー「HERITAGE」シリーズを発売する。フェノリック振動版コンプレッションドライバー搭載の「Klipschorn AK6」など、全5機種を10月5日より発売。すべて受注生産で、価格は319,000円(1本)から。カラーはブラック、ウォルナット、チェリー。Forte IVとHeresy IVのみ、オークも用意する。

「HERITAGE」シリーズ
・3ウェイ オールホーン 「Klipschorn AK6」 1,650,000円(1本)
・3ウェイ オールホーン 「La Scala AL5」 1,210,000円(1本)
・3ウェイ バスレフ 「Cornwall IV」 682,000円(1本)
・3ウェイ バスレフ 「Forte IV」 550,000円(1本)
・3ウェイ バスレフ 「Heresy IV」 319,000円(1本)

Klipschorn AK6

HERITAGEシリーズのトップエンドが「Klipschorn AK6」。

ミッドレンジは、システムのパワーとパフォーマンスの最大化を図るために2インチ(5.08㎝)のフェノリック振動版コンプレッションドライバー“K-702”を高効率ホーンに搭載。システムの歪を最小限に抑え、リスニングエリア全体に明瞭で安定したサウンドを提供するという。

HFドライバーは、2.54cm 軽量型ポリイミド振動版コンプレッションドライバー(K-7711)。LFドライバーは、38.1cm 繊維複合材料コーンウーファー(K-33-E)。

再生周波数帯域は、33Hz~20kHz(±4dB)。出力音圧レベルは、105dB。定格入力は100W、最大入力は400W。最大出力音圧レベルは121dB。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は、HF:4.5kHz、MF:450Hz。

外形寸法は、79.38×71.75×134.62cm(幅×奥行き×高さ)。重量は100kg。

La Scala AL5

よりコンパクトなデザインで最高級のサウンドを目指した、オールホーン方式の「La Scala」。

LFドライバーには、15インチ(38.1cm)ファイバーコンポジットコーンウーファー“K-33-E”を搭載。歪を抑え解像度と分解能を高めたローレンジを再生するという。またウーファー部のホーンには、1940年代にクリプシュ創立者であるポール・W・クリプシュが考案した独自のフォールデッドホーン(折り曲げホーン)を採用する。

HFドライバーは、2.54cm 軽量型ポリイミド振動版コンプレッションドライバー(K-7711)。ミッドレンジは、5.08cm フェノリック振動板コンプレッションドライバKー(K-702)。

再生周波数帯域は、51Hz~20kHz(±4dB)。出力音圧レベルは、105dB。定格入力は100W、最大入力は400W。最大出力音圧レベルは121dB。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は、HF:4.5kHz、MF:450Hz。

外形寸法は、61.59×64.29×101.6cm(幅×奥行き×高さ)。重量は91kg。

Cornwall IV

3ウェイ・バスレフ型のモデル。新開発のK-702ミッドレンジコンプレッションドライバーを搭載。ポリイミド振動板が細部に渡る表現力とダイナミクスさを両立させた。

K-702は改良されたTractrixホーンの組み合わせに、中域のカバレージの改善とコントロールを実現する特性の特許取得済みMumpsテクノロジーを導入。リスニングエリア全体でより安定したサウンドを提供する。

新しいフェーズプラグを特徴とした、K-107-TIチタニウム振動板HFドライバーを採用。高域のリスニングエリア全体が均一となり、より広いスイートスポットを実現しているという。

再生周波数帯域は、34Hz~20kHz(±4dB)。出力音圧レベルは、102dB。定格入力は100W、最大入力は400W。最大出力音圧レベルは119dB。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は、HF:5kHz、MF:700Hz。

外形寸法は、64.3×39.4×96.52cm(幅×奥行き×高さ)。重量は45.35kg。

Forte IV

1985年の発売以来、“名機中の名機”として支持されてきたというForte。第4世代モデルでは、最新のデザインとアコースティック・エンジニアリングの進歩により、プレミアムなパフォーマンスを目指したという。

HFドライバーは、2.54cm チタンダイアフラムコンプレッションドライバー(K-100-TI)。ミッドレンジは、4.45cm ポリイミド振動板コンプレッションドライバー(K-702)。LFドライバーは、30.48cm 繊維複合材料コーンウーファー(K-281)と、38.1cm パッシブコーンラジエーター(KD-15)。

再生周波数帯域は、38Hz~20kHz(±4dB)。出力音圧レベルは、99dB。定格入力は100W、最大入力は400W。最大出力音圧レベルは116dB。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は、HF:5.2kHz、MF:650Hz。

外形寸法は、42.24×33.00×90.81cm(幅×奥行き×高さ)。重量は32.7kg。

Heresy IV

Heresy IVでは、歴代初となるリアポートを採用したのが特徴。低域の伸びを10Hz近く向上させ、部屋いっぱいに広がる低音を実現したという。

Tractrixポートにより、「このクラスで最も効率的かつ高速な空気の移動を可能にし、ポートノイズを低減してよりパンチの効いた低音域を実現」しているという。

ポートに流入する空気の乱れを軽減するべく、カスタム設計されたインナーフレアを採用。空気の乱れを抑えることで、ポートノイズを低減し、よりクリーンでパワフルな低音を実現している。

HFドライバーは、2.54cm チタンダイアフラムコンプレッションドライバー(K-107-TI)。ミッドレンジは、4.45cm ポリイミド振動板コンプレッションドライバー(K-702)。LFドライバーは、30.48cm 繊維複合材料コーンウーファー(K-28-E)。

再生周波数帯域は、48Hz~20kHz(±4dB)。出力音圧レベルは、99dB。定格入力は100W、最大入力は400W。最大出力音圧レベルは116dB。インピーダンスは8Ω。クロスオーバー周波数は、HF:4.5kHz、MF:850Hz。

外形寸法は、39.37×33.66×63.01cm(幅×奥行き×高さ)。重量は20.41kg。