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新たな「ガンダム実物大立像プロジェクト」が始動

(C)創通・サンライズ

バンダイナムコグループは15日、オンラインで「第1回 ガンダムカンファレンス」を配信。その中で、新たなガンダムシリーズの実物大立像の建設を予定している事を明らかにした。

バンダイナムコエンターテインメント 常務取締役 CGO(チーフガンダムオフィサー)の藤原孝史氏が明らかにしたもので、既にプロジェクトは始動しており、今後開催する「第2回 ガンダムカンファレンス」で詳細を明らかにする予定だという。

バンダイナムコエンターテインメント 常務取締役 CGO(チーフガンダムオフィサー)の藤原孝史氏
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お台場のユニコーンガンダムや、横浜の動くガンダム、そして先日完成したフリーダムガンダム立像を振り返り、「世界中を驚かすことができた」と成果をアピールした
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さらに、サンライズと米国の映画会社LEGENDARYが共同で手掛け、Netflixでの配信を予定している「機動戦士ガンダム」実写映画についても紹介。ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督がビデオメッセージを寄せた。藤原氏は同作について、「着々と進行している。完成までもうしばらくお待ち下さい」と語った。

ハリウッド版「機動戦士ガンダム」の情報も
(C)SUNRISE
ジョーダン・ヴォート=ロバーツ監督
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ガンダムカンファレンスではさらに、バンダイナムコグループが、グループ横断プロジェクトである「ガンダムプロジェクト」にて、「ガンダム」を活用したサステナブルプロジェクト「GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION(GUDA)」を立ち上げ、人口問題・地球環境問題などのさまざまな社会的課題に対応する新しい発想や技術を募集する「ガンダムオープンイノベーション」を実施する事も紹介。

GUNDAM UNIVERSAL CENTURY DEVELOPMENT ACTION(GUDA)
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「ガンダム」は、これまでの作品の中で、増加する人口や悪化していく地球環境に対して警鐘を鳴らし、人類の革新を促してきましたという。バンダイナムコグループは、「ガンダムにおける人口問題や地球環境問題のメッセージは、これからの人類にとって、価値のあるもの」と捉え、宇宙世紀を教訓として、「ガンダムを旗印により良い世界を目指し、世界中のファンのみなさまや外部パートナーのみなさまと手を組み、未来の子どもたちのためにさまざまなアクションを実行していく」という。

GUDAの第1弾として、2021年4月から、バンダイナムコホールディングス、BANDAI SPIRITS、バンダイナムコアミューズメント、バンダイロジパルの4社による共同プロジェクト「ガンプラリサイクルプロジェクト」をスタート。「ガンプラ」を組み立て終わったあとに残るランナーをファンから回収し、最先端技術であるケミカルリサイクルによって新たなプラモデル製品へと生まれ変わらせることを目指している。

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さらに、GUDA 第2弾として、人口問題・地球環境問題への新しい発想や技術を募集する新企画「ガンダムオープンイノベーション」も実施。現実世界の社会課題に対して、「ガンダム」と「未来技術」を掛け合わせることで、「未来の夢と希望を現実化するプログラム」という。

ガンダムの世界観には、まだ実現できていない新しい技術や可能性が描かれているが、その可能性を現実のものとし、「ワクワクする未来に向かって発展していくためにたくさんの人々の創造力と知恵と情熱を結集する」プログラム。人口問題、環境問題、宇宙進出などの未来社会につながるサステナブルなテーマ/領域において、革新的なアイデアや技術などを幅広く募集していく。7月中旬に説明会とエントリー開始を予定。詳細は今後、公式サイトで発表する。

ガンダムカンファレンスでは、慶應義塾大学大学院教授の岸博幸氏、ピクシーダストテクノロジーズCEO落合陽一氏 慶應義塾大学大学院教授の蟹江憲史氏もゲストとして参加。ガンダムというIPを活用した社会貢献などについて意見を交わした。

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