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ヤマハの小型アクティブモニタースピーカーに限定スレートグレー

パワードスタジオモニタースピーカーのスレートグレー「HS5SG」

ヤマハは、パワードスタジオモニタースピーカー「HS5」のカラーバリエーションとして、スレートグレーの「HS5SG」を8月に発売する。価格はオープンプライス。HS5の実売は15,000円前後。なお、スレートグレーは数量限定での発売となる。

HS5は、「スタジオインテリアと調和するデザインを求めるユーザーのニーズに応え、スタジオからDTM用途までのあらゆる制作環境に対応する、 HSシリーズのコンパクトなモデル。スレートグレーの追加により、 既存のブラック・ホワイトと合わせて3色展開となる。

ウーファーのサイズは5インチ。ユニットには、磁力線のフローを制御・均一化する磁気回路設計を施したトランスデューサーを採用。音響部品の再選定・最適化も行なうことで再生能力の向上を図っている。

1インチのドームツイーターには、共振を最小限に抑えるよう設計された肉厚ウェーブガイドを採用。再生可能周波数を30kHzまで広げ、高域を正確かつスムーズに再生できるという。

大型マグネットを採用した専用のウーファーは、レスポンスと耐入力に優れ、どんな音量でも歪みの少ない制動感のある低域を実現するという。ウーファーリングやバスケットなどの音響部品も再選定、最適設計を行なっている。

パワーアンプ部は、高域と低域のそれぞれの帯域を専用パワーアンプで増幅するバイアンプ方式。

エンクロージャーは、不要な共振を排除する設計で、素材には高剛性で均一な音響特性を持つMDF材を採用。接合には強度に優れた技法として古くから木材建築で用いられている三方留めを採用。木材の接合面に設けられた凹凸をすき間なく組み合わせることで強度を確保し、共振によるノイズを低減している。

バスレフポート周辺の空気の渦を制御するため、流体音制御技術を採用。空気の渦を最小限に抑えた新型ポートを採用している。リアパネルには、 壁際にスピーカーを配置した際に低域が強調される点を補正し、正確なモニタリングを可能にするROOM CONTROLを搭載。HIGH TRIMも装備しており、部屋や用途に合わせた緻密なバランス設定が行なえる。

入力端子はXLR、TRSフォーン端子を用意する。再生周波数帯域は54Hz~30kHz(-10dB)で、外形寸法は170×222×285mm(幅×奥行き×高さ)。重量は5.3kg。