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BS12、8月は「東のエデン」「サマーウォーズ」「イノセンス」

「サマーウォーズ」
(C)2009 SUMMERWARS FILM PARTNERS

BS12は、毎週日曜日のよる7時から放送している「日曜アニメ劇場」の今後の放送ラインナップを公開した。8月1日と8日は、「東のエデン 劇場版I The King of Eden」と「東のエデン 劇場版II Paradise Lost]を、15日は「サマーウォーズ」を、22日は「イノセンス」を放送する。

日曜アニメ劇場は、劇場版アニメや長編アニメを中心に、映画、OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)やTV用に編集されたスペシャル版、時には特別編としてアニソンコンサートや2.5次元作品なども放送している。

8月1日と8日は、プロダクション I.G制作で2009年にテレビ放送されたアニメ「東のエデン」の劇場版2作を2週連続で放送。原作・脚本・監督は神山健治、キャラクター原案は羽海野チカ。アニメーション制作はテレビアニメと同じくプロダクション I.Gが手掛けた。

8月15日は、2006年公開の細田守監督作「サマーウォーズ」をノーカット放送。脚本は奥寺佐渡子、キャラクターデザインは貞本義行。

8月22日は、2004年公開で「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」の続編となる押井守監督作「イノセンス」を放送する。原作は「攻殻機動隊」の士郎正宗。出演は大塚明夫、田中敦子、山寺宏一ほか。

作品概要

8月1日 東のエデン 劇場版I The King of Eden

再び記憶を消し、咲の前から去った滝沢はどこへ向かったのか?「俺はずっと、君と一緒に旅した場所にいます」60発のミサイル事件から半年後――。滝沢のノブレス携帯に残されたメッセージと新たな履歴を手掛かりに、咲はニューヨークへと出発した。『一緒に旅した場所』という言葉の意味が彼女だけに分かるメッセージだと信じて・・・。咲はもう一度滝沢に会うことが出来るのか?滝沢がジュイスに依頼した「この国の王様になる」とはどういう意味なのか?日本を救う新たな戦いが今、始まる。

8月8日 東のエデン 劇場版II Paradise Lost

ニューヨークから帰国した滝沢朗は、「東のエデン」のメンバーと合流。セレソンゲームに決着をつけるため、内閣総理大臣の別邸へ向かう。滝沢の帰国と同時に、セレソンたちの思惑も交錯する。ゲームはいよいよ最終局面を迎えつつあった。一方、咲は、滝沢の過去にまつわるある秘密を掴むのだが・・・・。滝沢と咲の恋の行方は?この国は楽園を喪失してしまうのか?100億円でこの国を救う。その答えが、今、明かされる――。

8月15日 サマーウォーズ

人々は、ショッピングからゲーム、各種のコミュニケーション、そして行政手続きに至るまで、生活の多くをインターネット上の仮想世界“OZ(オズ)”で行うようになっていた。ある夏の日、友人の佐久間とともにOZの保守のアルバイトをしていた高校生・健二(けんじ)は、あこがれの先輩・夏希(なつき)から、一緒に彼女の田舎まで旅行をするという「バイト」に誘われる。長野の夏希の実家・陣内家(じんのうちけ)は、戦国時代から続く名家で、曾祖母の栄(さかえ)ばあちゃんを筆頭に個性豊かな面々がそろったエネルギッシュな大家族。バイトの内容は、この家族たちの前で夏希のフィアンセ役を演じるというものだった。

8月22日 イノセンス

破壊されて何も語らないアンドロイド、人間の姿をしたロボットの女性、禍々しき祭礼の中で人間に焼かれる人形たち、自ら死体となって、人間であることを超越したと自惚れる男。バトーは、捜査の過程で様々な、人形(サイボーグ、ロボット)たちと出会い、<人形>に托された<人類>の想いを繰り返し自問自答することになる。「人間はなぜ、自分の似姿(=人形)を造ろうとするのか」。古来より人は、人の形を模した<人形>を造り続けてきた。アシモに象徴される人型ロボットへの夢もそのひとつである。

「人はなぜ、人形を必要としているのか」。身体のほとんどが機械と化したバトーは、いわば、人間と人形の狭間を生きる存在。そんな彼にとってその謎を解く手がかりは、自らが飼っているバセット犬と、素子への一途な想いだけだった。それはバトーが人間として生きている証でもある。そしてその想いこそが、事件の驚愕の真実を明らかにする。

映画「イノセンス」が描くのは、人間の生きる意味、である。命の有り様といってもいい。そして、クライマックスでのバトーと素子との再会。その瞬間、観る者はある選択を求められる。「あなたは、何を抱いて生きていこうとするのか?」

【ストーリー】
映画「イノセンス」の舞台は、人々が電脳化され、声を出さずとも、コンピューター端末を打たなくとも、ネットワークを通じたデジタルコミュニケーションが可能になる一方、肉体の機械化も進み、人とサイボーグ(機械化人間)、ロボット(人形)が共存する、2032年の日本。魂が希薄になった時代。決してそう遠くない近未来を舞台に物語の幕が開く。
主人公は、続発するテロ犯罪を取り締まる政府直属の機関・公安九課の刑事バトー。バトーは、生きた人形(サイボーグ)である。腕も脚も、その体のすべてが造り物。残されているのはわずかな脳と、一人の女性、”素子”(もとこ)の記憶だけ。ある日、少女型の愛玩用ロボットが暴走を起こし、所有者を惨殺する事件が発生。「人間のために作られたはずのロボットがなぜ、人間を襲ったのか」。さっそくバトーは、相棒のトグサと共に捜査に向かう。電脳ネットワークを駆使して、自分の「脳」を攻撃する”謎のハッカー”の妨害に苦しみながら、バトーは事件の真相に近づいていく。