ニュース

神山健治監督、「ロード・オブ・ザ・リング」の新たな冒険をアニメに

J.R.R.トールキンの原作小説をもとに映画「ロード・オブ・ザ・リング」3部作が生まれてから約20年。ニューライン・シネマとワーナー・ブラザース・アニメーションが、中つ国を舞台にした単体アニメ「THE LORD OF THE RINGS: THE WAR OF THE ROHIRRIM」(原題)を制作すると発表。監督として、「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」シリーズなどの神山健治を起用する。ワーナー・ブラザース・ピクチャーズが全世界で配給する予定だが、日本公開は未定。

神山健治監督

このアニメは、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作で映像化された壮大な冒険へとつながる、伝説の戦いを描いたものになる。ヘルム峡谷の要塞にまつわる知られざる物語が展開され、中つ国伝説の人物にしてローハン国の強大な王、ヘルム・ハンマーハンドの人生とその血塗られた時代が展開する。

プロデューサーはジョセフ・チョウ(「Blade Runner: Black Lotus」シリーズ)、脚本はジェフリー・アディスとウィル・マシューズ(「ダーククリスタル: エイジ・オブ・レジスタンス」シリーズ)が担当。

さらに、「ロード・オブ・ザ・リング」3部作と「ホビット」3部作の脚本家の一人で、アカデミー賞受賞者のフィリッパ・ボウエンがコンサルタントとして参加する。

独立した作品だが、ニューラインによる「ロード・オブ・ザ・リング」の姉妹編として制作される。ロード・オブ・ザ・リングのストーリーやビジュアルが織り込まれ、「中つ国の素晴らしさと映像美を再びファンに届けることとなる」という。

アニメーション制作はSola Entertainmentが担当。現在ボイス・キャスティングが行なわれており、映画化に向けて急ピッチで制作が進められているという。