Oculus、プレー中のゲームに友人を誘える「Invite to App」ボタン

「Invite to App(アプリに招待)」ボタン

Facebookは21日(米国時間)、Oculus blogにてOculusソフトウェア v31のアップデートを発表。他のユーザーにポップアップ通知でマルチプレーに誘える「Invite to App」や、スマホアプリから招待リンクを生成する機能など、友人などとマルチプレイがしやすくなる機能が追加された。

「Invite to App(アプリに招待)」ボタンは、対応するVRタイトルをプレイ中にQuestのユニバーサルメニュー内に表示。友達や最近一緒にプレーしたユーザーや、ゲーム内で知り合った他のユーザーに、ポップアップの招待通知を送ることができる。

招待を受け入れたユーザーは、すぐにマルチプレーヤーセッションに参加可能で、一旦離れてしまっても、ユニバーサルメニューから一緒にプレイしている人たちを確認・管理できると同時に、再び参加することもできる。

Invite to Appは、「Beat Saber」「Blaston」「Demeo」「Echo VR」「ForeVR Bowl」「Hyper Dash」「PokerStars VR」「Topgolf with Pro Putt」にて近日中に提供開始。また、開発者向けのソフトウェアキット v31 SDK公開後には、開発者ブログにて機能に対応するAPIについての情報を提供するとしている。

ヘッドセットを着けずに、モバイルアプリからマルチプレーヤーセッションを設定できる機能も追加。アプリ上の「Social」タブから利用する機能で、Oculusにインストール済みの対応アプリからセッション対象のタイトルを選択することで、カスタム招待リンク「Invite Link」が生成できるようになる。

「Invite Link」

生成されたリンクを投稿したり、Oculus上のMessengerで友人に送ったりすることで、受け取った人がセッションに参加できる。必要に応じて利用可能な時間の設定なども可能。招待リンクをクリックし、ヘッドセットを装着するたけで、友人と集まれる。

招待リンクの生成機能は、近日中に予定しているアプリアップデートで提供開始。一部のゲームで利用可能になり、今後ほかのタイトルでも利用可能になる。

そのほか、Messengerの新機能として、「Send Receipt(送信通知)」と「Read Receipt(既読通知)」を追加。ハートなどの記号で応えられる「リアクション」機能も追加する。リアクションメニューは、メッセージをクリックしてトリガーを引いたままにすることで表示され、選択できるようになっている。

「Security Setting(セキュリティ設定)」パネルもアップデート。アンロックパターンの設定やリセットすることが可能になり(モバイルアプリからも可能)、ヘッドセットへのログインやデバイスに保存されたパスワードへのアクセスにパターンを要求するかどうかを切り替えられるようになる。

ブラウザーでは、パスワードの保存と自動入力の選択にも対応。保存したパスワードはアンロックパターンで保存され、任意でアンロックパターンの無効化も可能。ヘッドセット内のパスワードは常に暗号化されており、不要になったパスワードは削除もできる。