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MQAフルデコード対応のスティック型USB DAC「PAW S2」

スティック型USB DAC「PAW S2」

トップウイングサイバーサウンドグループは、Lotooブランドのスティック型USB DAC「PAW S1」の後継機種で、新回路設計を採用した「PAW S2」を10月下旬に発売する。USB Type-Cケーブルを同梱した標準パッケージと、Lightning to USB Type-Cケーブルも同梱したバンドルパッケージが用意され、価格は標準パッケージが49,500円、バンドルパッケージが57,200円。

19日にオンライン開催された「秋のヘッドフォン祭2021 ONLINE」でも紹介されたモデル。本体のサイズ感は従来モデルそのままに、「リモートコントロール」機能が追加され、「どこで聴いても、どこへ行っても、使いやすく、優れたオーディオ体験を提供」する。

DACチップには旭化成エレクトロニクスの「AKM4377」を採用。低消費電力と小型化を実現する最小の部品点数でありながら、DACの性能を最大限引き出す設計技術が惜しみなく投入されており、DACチップのカタログ値と同等の性能を維持。さらに残留ノイズを極小(0.69uV)に抑えている。

「PAW S2」では新回路設計を採用

新たにアナログ/デジタル回路で基板を分けたデザインも採用した。各基板は高密度かつ特性に優れた実装方法である8層HDI PCBを採用しており、デジタル信号ノイズがアナログ信号へ干渉することを大幅に抑制し、音質の向上を実現している。

そのほか、低ジッターを実現するための高精度クロックIC「AK8142」や、低ノイズ/低ドリフト精密金属皮膜抵抗、パナソニック製コンデンサ、Pentaconn純正4.4mmソケットなども採用した。

追加されたリモートコントロール機能では、PAW S2側の操作で、再生ソフトの再生/停止/曲送りなどが可能。USB Audio Class 2.0準拠に加え、USB Audio Class 1.0動作モードも備えているため、PCやMac、iOS、Android端末に加え、ゲーム機などでも使用できる。

出力は4.4mmバランスと3.5mmアンバランス

デジタル部は、384kHzまでのPCMやDSD 128の再生、MQAフルデコードに対応。出力は4.4mmフルバランスと3.5mmアンバランスの2系統を備えている。出力は4.4mmバランスが150mW/ch(32Ω)、3.5mmアンバランスが125mW/ch(32Ω)。

付属のOTGケーブルは、ケーブル材から新規に設計され、耐久性、音質ともに向上。標準パッケージでは2種類の長さ(6.5/80cm)のUSB Type-Cケーブル、バンドルパッケージではUSB Type-Cケーブルに加え、2種類の長さ(6.5/80cm)のLightning to USB Type-Cケーブルが付属する。そのほか利便性を高めるアクセサリーとして、クリップ付き専用ホルダーが付属する。

外形寸法は66×22×13mm、重さは29.2g。