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シャープ、触れずに操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」

静電ホバータッチディスプレイ

シャープは、ディスプレイに触れずに、指を浮かせた状態で操作できる「静電ホバータッチディスプレイ」を開発。19日から開催される「CEATEC 2021 ONLINE」に出展すると発表した。公共施設などの端末やデジタルサイネージなどへの活用を見込む。

静電容量方式のタッチパネルを採用し、“非接触”で操作できるディスプレイ。新開発の高感度タッチコントローラーにより、ディスプレイの表面から最大約5cm離れた位置にある指を高精度で検知。ディスプレイに直接触れることなく、指を浮かせた状態で操作できるのが特徴。

手袋をした指も検知可能。また横向き設置のほか、縦向き設置や斜め置きにも対応。「ディスプレイの表現力を活かし、画面上に操作ガイドを表示したり、指を検知したら効果音を鳴らしたりすることで、直感的なユーザーインターフェースを実現」した。

サイズは、15型程度の中型から、55型程度の大型まで、幅広い展開が可能。店舗のセルフオーダー端末、公共施設・商業施設の受付端末や案内用デジタルサイネージなどに搭載することで、さまざまなシーンにおける“非接触”ニーズに応えることができるとのこと。また、高い水準の衛生管理が求められる食品・薬品工場、手に油や汚れが付着しやすい生産現場などで使用する機器にも応用可能としている。

なお、19日から22日まで開催される「CEATEC 2021 ONLINE」では、飲食店やショッピングモールなどにおける活用を提案するという。

飲食店のセルフオーダー端末(縦向き設置)。メニューの表示イメージ
ショッピングモールの案内用デジタルサイネージ(斜め置き)。店舗マップの表示イメージ
店舗の案内用デジタルサイネージ(縦向き設置)。商品・セール情報の表示イメージ