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仏Xandrie、e-onkyo music事業を取得。Qobuzの国内展開も予定

ハイレゾストリーミングサービス「Qobuz」を運営するフランスのXandrie S.A.が、オンキヨーよりe-onkyo music事業を取得。新たにXandrie Japan株式会社を設立するとともに、日本およびアジアにおける成長戦略を加速させると4日発表した。Qobuzの国内展開も予定しており、「できるだけはやく提供できるように準備を進めていく」という。

既報の通り、オンキヨーホームエンターテイメントは9月29日、e-onkyo music事業をXandrieへ譲渡し、新たに設立するXandrie Japanがe-onkyo music事業の継承会社となることが決まった。オンキヨーはXandrie Japanの発行済株式14.9%を保有しており、引き続きe-onkyo music事業の成長を支える。

Xandrieは今回の事業取得について「日本のハイレゾリューション音楽配信ロードサービスであるe-onkyo music事業の取得は、既存のラインアップに加えてJ-POPなど日本独自のローカルコンテンツへのアクセスを容易にし、より幅広いジャンルの音楽を日本市場のみならずアジアやグローバルマーケットに提供できるようになる」と意義を説明。Qobuzのハイエンド音楽事業のグローバル展開に活用する。

Qobuz副CEOであるGeorges Fornay氏が声明を発表。「e-onkyo music事業取得によりQobuzのアジア市場戦略は新しい段階に入りました。この協業はQobuzにとって、高い付加価値と高品質の音楽をハイレゾリューション音楽ダウンロードプラットフォームを通じて、日本のみならずアジアのみなさまにお届けできるでしょう。また計画の一環として、Qobuzのストリーミングサービスを日本のみなさまにもできるだけ早くご提供できるように準備を進めていきます」とし、Qobuzサービスの国内開始を予定していることを明らかにした。

Qobuzは、高品質サウンド配信サイトの先駆者として、高いレベルの音質を求める音楽愛好家やオーディオファンのニーズに応えるべく、2007年にフランスで設立された音楽ストリーミング・ダウンロードサービス。現在はヨーロッパ、アメリカ、オーストラリア、ニュージーランド、北欧(スウェーデン、デンマーク、ノルウェー、フィンランド)など18カ国でサービスを提供中。専門チームによって編集された豊富なコンテンツと、7,000万曲以上のライブラリーを有する。