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Disney+、「四畳半タイムマシンブルース」など日本発作品を全世界配信
2021年10月14日 19:50
ウォルト・ディズニー・カンパニーは、Disney+の配信コンテンツを発表するイベントを開催。日本発の作品では「四畳半タイムマシンブルース」「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」などの新作アニメ、「ガンニバル」のドラマ化プロジェクト、俳優 松尾諭による小説「拾われた男」のドラマ化も発表された。
日本を含むアジア太平洋地域(APAC)の各国クリエイターとディズニーが共同で取り組む「APAC クリエイティブ・エクスペリエンス・プロジェクト」についても発表。APACにて制作される新作コンテンツとして、18のオリジナル作品を含む20本が紹介された。
日本発のコンテンツは6作品。
アニメ作品では、「四畳半神話大系」の続編となる「四畳半タイムマシンブルース」、リブートとして発表された「ブラック★★ロックシューター DAWN FALL」、そして集英社「ジャンプ+」配信作品原作の「サマータイムレンダ」が2022年に全世界独占配信される。
実写作品では、すでに配信が決定している「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」ほか、松尾諭のエッセイ「拾われた男」のドラマ化と、「ガンニバル」の実写化プロジェクトが発表された。
「四畳半タイムマシンブルース」は、前作の制作スタッフの多くが再集結。キャラクターデザインは引き続き中村佑介、脚本は上田誠、監督は前作で演出などを手掛けた夏目真悟、アニメーション制作はサイエンスSARUが担当する。同作では新しい配信モデルに挑戦するとし、Disney+にてシリーズ数話を先行配信後、劇場作品版として再編集し上映も実施。加えて、Disney+限定のオリジナルエピソードも配信されるという。
既報の通り、Disney+では27日より、「スター」ブランドを新たに追加し、20世紀スタジオやサーチライト・ピクチャーズ、ディズニーテレビジョンスタジオ(ABC Signature及び20th Television)、FXプロダクションズなどが手掛けた作品を配信開始する。
TBS日曜劇場で放送されたドラマ「TOKYO MER〜走る緊急救命室〜」は、スターブランド初の日本国内ドラマとして、同日より全世界見放題配信される。日本で制作されたドラマの世界配信はディズニーでは初となる。
実写化プロジェクトが始動した「ガンニバル」は、日本文芸社「週刊漫画ゴラク」で連載中の同名漫画が原作。日本の山間の村「供花村」に赴任してきた駐在。村人たちは彼を温かく迎え入れるが、一人の老婆の死から、彼は村の異常性に気づき、ある疑念に囚われる……。「この村の人間は人を喰ってる」。戦慄の“村八分”サスペンス。
実写化にあたり、主演は柳楽優弥に決定。監督は片山真三、脚本は大江崇允が務める。
松尾諭のエッセイを元にドラマ化する「拾われた男」は、シリーズドラマとして制作される。主人公役には仲野太賀、恋人役に伊藤沙莉、主人公の兄役に草薙剛が決定した。イベントには著者の松尾とキャスト3名が登壇。
キャストに「先生」と呼ばれて照れ笑いしていた松尾は、ドラマ化にあたって「今とても浮かれています。浮かれてしまうとろくな事にならないので、書籍化が決まったときも浮かれかけて我慢して、映像化が決まったときも我慢して、今この場に登壇して、我慢しようとしてましたがやっぱり浮かれています」と述べた。
最後に、ウォルト・ディズニー・ジャパン キャロル・チョイ代表取締役社長より、アニプレックスが配信するディズニーのスマホゲーム「ディズニー ツイステッドワンダーランド」のアニメ化プロジェクトが発表された。同作も全世界独占配信となる。