ニュース

三菱電機、液晶テレビ事業縮小。家電量販店向け出荷は既に終了

2019年に発売した、REAL RA2000シリーズ

三菱電機は液晶テレビ事業を縮小する。家電量販店向けなどの製品の出荷は2021年9月に終了しており、地域家電店「三菱電機ストア」向けの自社ブランド品の出荷は2024年3月まで継続するが、「以降の方向性は今後検討」するという。

縮小の理由については、「市場環境やニーズの急激な変化に伴い、製品競争力の維持が困難な状況となったため」と説明。今後は「液晶テレビ事業に係わる経営資源を当社の重点成長事業である空調冷熱システム事業やその他の家庭電器事業などへシフトし、さらなる成長・発展を目指す」としている。

また、液晶テレビ事業を担当している京都製作所(京都府長岡京市)については、「最適な組織への改編等を現在検討しており、決定次第、お知らせする」という。

なお、これに伴う2022年3月期の連結業績予想の修正はない。