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三菱、BS 4Kダブルチューナ内蔵の4Kテレビ「REAL 4K XS1000」

 三菱電機は、新4K衛星放送チューナを内蔵した液晶テレビ「REAL 4K XS1000シリーズ」を10月に発売する。40型「LCD-A40XS1000」、50型「LCD-A50XS1000」、58型「LCD-A58XS1000」の3モデルで、価格はオープンプライス。

40型「LCD-A40XS1000」

 12月1日から開始される新4K8K衛星放送(BS/110度CS)のうち、4K放送に対応したチューナを2系統装備。同じく10月発売の上位モデル「RA1000シリーズ」とは異なりHDDやBDドライブは内蔵しないが、別売HDDに録画できる。新4K衛星放送を録画する場合はUSB 3.0のHDDを使用するよう案内している。4K放送以外では、地上/BS/110度CSのダブルチューナを内蔵する。HDDは8台まで登録可能で、同時接続は1台。

50型「LCD-A50XS1000」

 HDR10とHLG(ハイブリッドログガンマ)に対応。映像エンジンは「DIAMOND ENGINE 4K」で、独自のアルゴリズムで色彩をコントロールする「ウルトラカラーマトリックス」を搭載。12軸の色調整に加え、8,000点の補正点を持つ3Dルックアップテーブル(3D LUT)を利用して色再現を向上。補正したい色だけを調整し、他の色に影響しないという。

 液晶パネルは倍速ではないが、バックライトの明滅で動画ボケを抑え、動画の残像感を改善する「DIAMOND MOTION 120」を搭載する。そのほか、地デジなども超解像処理で高精細化できる。

58型「LCD-A58XS1000」

 オートターン機能を搭載し、リモコンで左右に約40度の回転が可能。リモコンは新デザインで、表面に凹凸のないシートタイプを使用。キッチンなどで水滴が付いても拭き取れる。YouTubeを起動できるダイレクトボタンも備える。

 放送や録画番組の視聴中に、録画済み番組や、放送中の裏番組をチェック/移動できる「Quick Go」を採用。リモコンのQuick Goボタンを押すと画面の上部に最近の録画済み番組がサムネイルで表示され、そこから下ボタンを押すと、裏番組のEPGが画面下に表示され、視聴中の画面を映したまま番組を探せる。

 HDMIは4系統で、いずれもHDCP 2.2対応。光デジタル音声出力や、D4、コンポジット映像/アナログ音声入力、ヘッドフォン出力、USB端子(録画用)を備える。SDカードスロットも備え、ビデオカメラのAVCHD映像を直接再生できる。

 LAN端子(1000BASE-TX対応)と、IEEE 802.11a/b/g/n/ac無線LANに対応。映像サービスはYouTubeのほか、TSUTAYA TV、アクトビラ ビデオ・フルに対応。

 2ウェイ4スピーカーを内蔵。カーボンナノチューブ配合の振動板を用いた独自の「DIATONE NCVスピーカー」で、チタンに匹敵するという高伝搬速度と、紙同等の適度な内部損失により、透明感のある高域や、豊かな低域を実現している。

 セリフなどを聞き取りやすくする「声ハッキリプラス」も搭載。左右チャンネルの音声を分析して人の声などと、背景音を分離。背景音のボリュームを抑え、人の声を強調することでアナウンスやトークなどを聞こえやすくする。

 Bluetoothの送信と受信に対応。テレビなどの音声を別売のヘッドフォンやスピーカーにワイヤレス伝送できるほか、スマホなどの音楽を送信してテレビの内蔵スピーカーで聴くことも可能。

 テレビが音声で操作をアシストする「しゃべるテレビ」機能を利用可能。番組表のタイトルや内容、予約状況、購入設置直後の初期設定を音声で案内する。

 地震の際の安全性にも配慮。法定の基準角度より大きく傾いた場合も倒れにくい耐転倒設計としている。

 スタンドを含む外形寸法と重量は、40型が90.3×31.2×65.1cm(幅×奥行き×高さ)、19kg。50型が112.8×31.2×79cm(同)、25.1kg。58型が130.2×38.2×89.7cm(同)、32.5kg。消費電力は未定。