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OPPO、約30gの軽量スマートグラス「Air Glass」
2021年12月17日 13:30
OPPOはスマートグラス「OPPO Air Glass」を中国で発表した。2022年第1四半期に中国国内で発売予定。独自に開発したSpark Micro Projectorやマイクロ有機EL、回折導波路ディスプレイを内蔵。ユーザーのタッチ、音声、頭や手の動きによって必要な情報にすばやくアクセスできるという。
単眼鏡に導波管を備えた「単眼導波路レンズ」デザインで、メガネの上から装着することも可能。総重量は約30gと軽量で、「まるで普通の眼鏡のような着け心地」だという。単眼導波路レンズ部分は、従来の丸型や丸みを帯びた長方形ではなく、蝉の羽のような形になっている。
レンズには、Qualcomm Snapdragon Wear 4100プラットフォームを搭載。フレームはCNC技術を使って精密に製造されている。
Spark Micro Projectorは、マイクロLEDや5つの高透明ガラスレンズで構成。屋内外で、明るく鮮明なAR体験が可能という。最大300万nitの明るさを実現しつつ、プロジェクションシステムは「コーヒー豆とほぼ同じサイズ」に収めた。CNC金属ケーシングとガラスレンズモジュールを使うことで、放熱性と安定性も実現した。
2層のサファイアガラスで、両側の導波管を包み込むことで、透明度を向上させつつ、レンズも保護。ルバーのハーフフレームとブラックのフルフレームの2種類のフレームを用意し、矯正眼鏡が必要なユーザーにも対応可能。
ColorOS 11以上をインストールしたスマホに「Smart Glass」アプリをインストールすると、Air Glassとのペアリングが可能。タッチ、音声、手と頭の動きによる4種類の直観的な操作が可能。
Air GlassをOPPO Watch 2とペアリングすると、ユーザーの手の動きにより、キャンセルや確認、アプリの切り替えが可能。頭の動きを認識し、それに応じた操作もできる。
業界パートナーと協力して多様なアプリも開発。天気、カレンダー、健康、プロンプター、翻訳、ナビも実現するという。
スマホとのペアリングで翻訳機能も実現でき、翻訳した言葉をAir Glassに表示可能。マンダリン-英語の双方向翻訳をサポートしており、将来的にはマンダリン-日本語、マンダリン-韓国語翻訳も可能になるという。
検索エンジンBaiduと連携し、OPPO Air Glass用のBaidu Walk&Bikeナビや付近検索などのアプリを開発中。Bikeナビでは、徒歩や自転車で移動をする際、ユーザーがより正確に交通手段を利用できるような情報を提供。付近検索では、ユーザーの居場所に基づいて、近くの店舗やその他のアトラクションに関する情報を表示する。