ニュース

FX-AUDIO-、回路刷新の車載用ハイ/ローコンバータ。ノイズ低減

「HLC-04J」

ノースフラットジャパンは、FX-AUDIO-ブランドのゲインコントロール機能付4chハイ/ローコンバーター「HLC-04J」について、回路全体の大幅刷新と構成部品を変更してリニューアル。1月29日の21時から同社オンラインショップで販売する。価格は4,980円。

ライン出力のないカーオーディオのヘッドユニットやプレーヤー、デッキなどと、外部アンプや外部オーディオシステムを接続できるようにするもの。今回のリニューアルでは、正負電源生成回路を完全な安定化出力設計とすることで、特定条件下で発生していたノイズ混入の問題を解決した。

電圧変化が激しく、ノイズの多い自動車電源環境において、電源回路の安定化・強化は、ノイズ問題の解消だけでなく、オーディオ回路の音質向上にとって非常に重要なファクターとのこと。また、電流制限回路の強化により、規格外の特殊な機器と接続した場合でも損傷を受けるようなトラブルが発生しないよう、安全性も向上したほか、ユーザーからの意見に基づいた細かい部分での回路修正といった改良も加えられている。

オペアンプ増幅式(トランスレス)の採用により、音質劣化の少ない高音質を実現したという。オペアンプにはオーディオ用として定評のある「NE5532」を採用した。従来のトランス変換方式で克服できなかった、ロー落ちハイ落ち等の周波数応答性の悪化や立ち上がりの鋭いアタックに追随できない等のレスポンス低下問題を、オペアンプ増幅式により解消している。

音質低下の原因となるノイズ成分が多い自動車の電源環境において、極端な音質低下を避けるため、アクティブフィルタ・特注の並列化したコモンモードチョークコイルを採用するなど、部品選定と回路設計にこだわり、ノイズ成分を強力に排除した。

音質低下の原因となるノイズ成分が非常に多い自動車の電源環境において、極端な音質低下を避けるため、アクティブフィルタ・特注の並列化したコモンモードチョークコイルの採用など、オーバークオリティとも思える部品選定と回路設計により、ノイズ成分を強力に排除し高音質を実現している。

1台でヘッドユニットの基本であるフロント・リア各ステレオの4chに対応し、FRONT/REARそれぞれに対応した独立ゲイン調整機能により、車や機器に合わせたセッティングが可能。

カーオーディオ用として開発された製品だが、「オーディオ用途でも十二分に耐えられる高音質設計」としており、「ホームオーディオシステムの拡張など、多様なシチュエーションでお手軽にお楽しみ頂ける」という。

カラーはブラック。入力端子は12ピンコネクタ(FL± FR± RL± RR± REMIN REMOUT +12V GND)。出力端子はFRONT(L/R)、REAR(L/R)2系統で、ステレオRCA端子。外形寸法は66×108×27mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は175g。