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米Sony、車載オーディオ「Mobile ES」にウーファーなど7種追加
2022年2月21日 19:00
米Sony Electronicsは現地時間2月18日、車載向けオーディオ「Mobile ES」シリーズに、サブウーファーやスピーカー、アンプなど、合計7機種を追加した。サブウーファー2機種は2022年5月ごろ、スピーカー2機種は7月ごろ、アンプ3機種は今夏購入可能になる。
価格はオープンプライスで、具体的なラインナップと価格は次のとおり。
- XS-W122ES:12インチ 2Ωサブウーファー 299.99ドル
- XS-W124ES:12インチ 4Ωサブウーファー 299.99ドル
- XS-163ES:6.5インチ 3ウェイ・コンポーネントスピーカー 599.99ドル
- XS-692ES: 6×9インチ 2ウェイ・コンポーネントスピーカー 499.99ドル
- XM-5ES:5チャンネル・パワーアンプ 999.99ドル
- XM-4ES:4チャンネル・パワーアンプ 599.99ドル
- XM-1ES:モノパワーアンプ 599.99ドル
「比類なき音響性能と、高出力、クリアなサウンドを兼ね備え、車載オーディオの基準を向上させる」と謳う製品群。サブウーファーのXS-W122ESとXS-W124ESには、独自技術である独特なカーブをしたノッチを採用。垂直方向の振幅対称性を高めることで、歪みを低減し、音の透明度を高めた。
フレームは「Five-beam Fram」構造で共振を抑制。ダイナミックエアディフューザーを内蔵し、コーンのスムーズな動作とボイスコイルを冷却するための効率的な空気循環を実現する。「Progressive Height Rate Spider」により、高出力でのハンドリングとエアフローも改善され、スピーカーコーンをより素早く、かつ正確にクッションさせるための設計も盛り込まれた。
スピーカーのXS-163ESとXS-692ESも、独自形状のノッチを採用。サブウーファーと同じく垂直方向の振幅対称性が高められている。ハイレゾ音源再生に対応するため、ソフトドームツイーターはボイスコイルにダイレクトマウントされ、40kHzまでの再生周波数帯域を確保した。
サブウーファーと同じく「Five-beam Fram」構造や「Progressive Height Rate Spider」も採用。フェーズプラグも備える。XS-163ESのみ、高剛性アルミボビンが使用されており、ダイナミック・エアディフューザーにより、広い周波数特性を実現し、ダイナミックな低音域、中音域を実現している。
アンプ3機種は、ソニーが長年培ってきたアンプ技術により、音質に妥協することなく、コンパクトながらパワフルに仕上げたという。高効率のクラスDアンプで、出力はXM-5ESが100W×4+450W、XM-4ESが100W×4、XM-1ESが600W(いずれも4Ω時)。またXM-5ESとXM-4ESは、ハイレゾ再生にも対応する。
トロイダルコアトランスを搭載したDCコンバーターを採用することで、電磁波の干渉を低減。インダクターにはOFC線材が使われている。スピーカーターミナルには六角ネジを採用。頑丈なアルミフレームと1.2mm厚の底板により、振動を抑え、熱を逃がすことで共振を防止、引き締まった音楽再生を実現するという。
そのほか、接続部の改善による設置のしやすさや、純正カーオーディオとのシームレスな接続ができるシグナルサミング機能、ライン信号をほかのモノラルアンプやステレオアンプに出力できる「Combined Pre-outs」機能なども盛り込まれた。