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パイオニア、“カースピーカー本来の能力を引き出す”インナーバッフル
2022年10月6日 15:45
パイオニアは、カロッツェリアブランドより、カースピーカー本来の能力を最大限に引き出すという「高音質インナーバッフル プロフェッショナルパッケージ」を、11月に発売する。トヨタ/ダイハツ/AUDI/VOLVO車用、日産/スズキ/マツダ車用など7バリエーションを用意し、価格は12,100円～18,700円。
高音質インナーバッフル プロフェッショナルパッケージ
- トヨタ/ダイハツ/AUDI/VOLVO車用「UD-K621」 13,200円
- 日産/スズキ/マツダ車用「UD-K622」 13,200円
- ホンダ/三菱/日産車用「UD-K624」 13,200円
- スバル車用「UD-K625」 13,200円
- スズキ/Volkswagen/日産/マツダ車用「UD-K626」 13,200円
- トヨタ車用「UD-K628」 18,700円
- ダイハツ/トヨタ車用「UD-K629」 12,100円
また、薄型設計でより幅広い車種に取り付け可能な高音質ユニットタイプスピーカー「TS-E1010」も11月に発売する。価格は24,200円。
高音質インナーバッフル プロフェッショナルパッケージ
理想的な振動減衰特性を持つ「ハイブリッド メタルダイキャスト インナーバッフル」と、フラットな周波数特性を獲得する「ウェーブ形状遮音クッション」の組み合わせにより、車ならではの共振や音漏れといった音質劣化要因を取り除き、カースピーカー本来の能力を最大限に引き出すという。長年培ってきたカースピーカー開発の経験と科学的な検証を基に、音質劣化の原因を徹底的に取り除く音響パーツ「サウンドエンジニア」のラインナップとして発売する。
ハイブリッド メタルダイキャストは、異種金属であるアルミニウム、鉄、真鍮を組み合わせることで、単一金属固有の共振を徹底的に排除する高剛性かつ高比重なもの。「高剛性アルミダイキャストベース」に制振塗装を施して制振効果を高めるとともに、カッパー色の「スチールアンカープレート」に細やかなブラスト処理を施してスピーカーフレームや高剛性アルミダイキャストベースとの接地面を大きくし、剛性を高めている。
インナーバッフルの底面には、高密度低反発で密着性の高い「高性能シーリング材」を採用することで、ドア内側鉄板の接地部からのエアー漏れやびびりなどにより発生する歪みや共振を排除。これらの組み合わせにより、カースピーカーの低域におけるレスポンスを向上し、引き締まった低域再生を実現したという。
ウェーブ形状遮音クッションは、遮音性と振動吸収性に優れたもので、ドアトリム内への音漏れや、サービスホールを通して回り込む不要音を遮蔽することで、周波数特性の乱れを改善する。遮音クッションの外側と内側を異なるウェーブ形状にすることで、効果的な遮音と振動吸収も実現。「遮音クッション筒内で発生する反射音波を効率よく分散し、中低域を中心にクリアな音楽再生を実現する」とのこと。
そのほか同梱物は、インナーバッフル取付ネジ、インナーバッフル取付ナット、スピーカー取付ネジなど。
高音質ユニットタイプスピーカー「TS-E1010」
車内のさまざまな場所に設置できる薄型設計で、スピーカー用の取り付け場所が確保されていないドアや天井、リアトレイなどを含め、さまざまな場所・車種に取り付けできる10cmコアキシャル2ウェイスピーカー。ドア用スピーカーとして設置する際にも安心な防水仕様で、振動板やエッジへの傷・ホコリの侵入を防止する専用のグリルネットも同梱されている。
奥行きのない場所への取り付けや、スピーカー向きの調整が可能なスラントスペーサーも同梱。スラント形状により、取り付け位置やユーザーの好みに応じたスピーカーの方向調整ができる。
低歪みと広指向特性で優れた空間描写を実現するという同社独自の「Open & Smooth」コンセプトを採用。豊かでリアルな音場空間を実現しているほか、ハイレゾ音源再生に対応しているため、豊富な情報量でより解像度高く精緻に表現するという。
ツイーター部には広帯域にわたる低歪み化と超高域再生を実現する「2.9cmバランスドドームダイヤフラム」、ウーファー部には低歪みで力強い中低域再生が可能な「アラミドファイバーコーン」を採用している。
再生周波数帯域は50～64kHz、出力音圧レベルは88dB、インピーダンスは4Ω。定格入力は25W、瞬間最大入力は110W。取付面からの奥行きは43mm、重さは付属品含めて1個0.57kg。