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DJI、バックパックに入る業務用ドローン「Matrice 30」

「DJI Matrice 30」

DJI JAPANは、業務用ドローンシステムとしてバックパックに収まるコンパクトサイズの「DJI Matrice 30」と、業務用送信機のフラッグシップ「DJI RC Plus」、管理ソフトウェア「DJI FlightHub 2」、自立型ドローンドック「DJI Dock」を発表した。2022年4月末より順次出荷開始予定で、参考価格はMatrice 30本体がバッテリーを含めず約90万円。詳細な販売価格、予約販売はDJI Enterprise正規販売代理店まで。

なお、FlightHub 2とDJI Dockの日本での発売時期は未定。あわせて、DJI M300 RTKドローン用に設計された夜間業務をサポートするハイブリッド式ペイロードZenmuse H20Nも発表されている。参考価格は約150万円。

Matrice 30は、1つのカメラペイロードに高性能センサーを複数搭載し、制御には独自設計の送信機とアプリ「DJI Pilot2」を使用する。M30シリーズはパワー、耐久性、性能が大幅にアップしているため、「過酷な環境でも任務を遂行できる」とのこと。

IP55の防水仕様で、-20度から50度までの広い温度範囲で稼働可能。低照度環境用に最適化されたFPVカメラ、内蔵された冗長システムとバックアップシステム、3つのプロペラしかない状態での緊急着陸機能、状態管理システム(HMS)、6方向障害物回避センサーも備える。4つのアンテナを使った伝送システムでさらに安定した伝送ができるほか、LTE接続をバックアップとして使うこともできる。

「DJI RC Plus」

新送信機のDJI RC Plusは、高解像度の7インチワイド画面を搭載。画面の両サイドにある操作スティックの下に、合計6つの物理ボタンも用意され、ドローンの操作感を向上させた。駆動時間は最大6時間で、内部バッテリーとスワップ交換できる外部バッテリーにも対応。

DJI FlightHub 2は、前モデルの機能をアップグレードし、業務中の地上チーム、ドローン、ペイロード、パイロット、全収集データの同期・連携を担う。クラウドベースで機能するため、ウェブブラウザを介して、あらゆる端末から飛行ミッションの管理やモニタリングができる。

DJI Dockは、DJI M30シリーズ(Dock版)の自動離着陸や充電ステーションとして利用でき、ドローンのプログラム飛行ミッションを完全に自動で実行することもできる。セットアップ後、完全充電されたM30シリーズ(Dock版)は離陸後、ドックを中心にして半径7kmの範囲で上述のDJI FlightHub 2でプログラムされたミッションを自動で遂行する。

「DJI Dock」