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ラックスマン、新アーム採用アナログプレーヤー「PD-151MARKII」

PD-151MARKII

ラックスマンは、ベルトドライブアナログプレーヤー「PD-151MARKII」を5月に発売する。価格は393,800円。

前モデルの「PD-151」は2018年11月に発売され、高性能なスタンダードモデルとして人気を集めたが、2020年に搭載アームのメーカーが休眠会社となりアーム供給が途絶えた事で、在庫分のアームのみでの生産となり、2021年7月に完了となった。そこで、約2年の歳月をかけて新たに開発したオリジナルアームを搭載したのが「PD-151MARKII」となる。

トーンアームは、初動感度に優れたSAEC開発のナイフエッジ技術を採用したスタティックバランス型を新たに搭載。S字アームの先端をユニバーサルタイプとすることで、ラックスマン「LMC-5」をはじめとする、様々なカートリッジの装着・交換を容易にしている。

ドライブモーターは、PD-151開発時に2年の歳月をかけて完成させた、オリジナル仕様の低速度・高トルクのブラシレスDCモーターを搭載。高精度のPID制御により、3段階(33 1/3、45、78回転)の切替を可能としながら、回転変動を起こす要因にも素早く確実に対応するという。

ターンテーブルは、極厚のアルミ材を切削して製造された4kgの重量級プラッターと、複数の軸受構造を組み合わせた16mm径の高硬度ステンレス製スピンドルシャフトで、高い慣性力による安定した回転を生み出す。

外装は、「レコード再生に必要な手順をシンプルに楽しんでいただくため」とし、過度な装飾を排した仕上げを突き詰め、トップパネル上をトーンアーム/ドライブモーター/ターンテーブルの3大要素のみに絞り込んだパーツ配置としている。

振動源となるモーターと電源トランスをフローティングさせるために、制振ゴムを採用。高さ調整(最大8mm)が可能で、温度特性に優れた新制振ゴム採用の大口径インシュレーターも備えている。

装着方向を変更し、端子全体でケーブルの重量をサポートできるようにした金メッキ仕上げのACインレットを採用。カートリッジ出力にはスタンダードなDIN→RCA端子タイプのOFCフォノケーブルを付属。従来より導体を太くしながら取り回しの良いスリムタイプに進化したノンツイスト構造の新電源ケーブル「JPA-10000i」が付属する。

端子全体でケーブルの重量をサポートできるようにした金メッキ仕上げのACインレットを採用

別売オプションとして、カムサポート式ヒンジ装備の専用アクリル製ダストカバー(55,000円)を用意する。

外形寸法は465×393×132.5mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は15.8kg。消費電力は5W。

別売オプションのカムサポート式ヒンジ装備の専用アクリル製ダストカバーを装着したところ