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一部の「EOS R5 C」、動画モードでAFが正常動作しない現象

デジタルシネマカメラ「EOS R5 C」

キヤノンマーケティングジャパンは、発売中のデジタルシネマカメラ「EOS R5 C」の一部の製品について、動画モード(電源スイッチをVIDEO)でオートフォーカス機能が正常に動作しない場合があると発表した。製造過程における調整の問題という。対象製品については無償で再調整を行なう。

確認された現象は、動画モード中のオートフォーカス作動時、AFフレームが表示されても、ピントが合わない(ピントが合ったり合わなかったりを繰り返す)というもの。この現象は動画モードにおけるオートフォーカス作動時のみに発生し、静止画モード(電源スイッチをPHOTOにする)でのオートフォーカスには影響しない。

対象は日本とオセアニア地域の初期の製品で、カメラ本体底部のシリアル番号の左から4桁目および5桁目の数字が「42」、かつ末尾3桁の数字が「002~115」の製品で発生する場合がある。

  • 対象シリアル番号:651429000002~651429000115

上記の現象が確認されたEOS R5 Cは無償で再調整を行なうため、購入した販売店、もしくは修理拠点窓口まで送付または持ち込む必要がある。機材を預かっての対応となるため、返却まで1週間程度の時間がかかるとのこと。

同社は「本製品をご使用のお客さまには、ご迷惑とご心配おかけいたしますことを謹んでお詫び申し上げます。今後は、お客さまに安心してご使用いただけますよう更なる品質管理の徹底をしてまいりますので、何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます」としている。