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ソニー、人の位置を把握して視聴環境を最適化する「BRAVIA CAM」

BRAVIA CAM

ソニーは、認知特性プロセッサー「XR」を搭載した4K有機EL/液晶ブラビアの2022年発売モデルに取り付けることで、最適な視聴環境を実現する「BRAVIA CAM」を8月に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は24,000円前後。

XR搭載のブラビアに取り付けることで、部屋のどこからテレビを視聴しているかや、視聴している人数などを認識して、画面の明るさやL/Rバランス、ボイスズームを自動で調整し、最適な視聴環境を実現するカメラデバイス。

対応機種は、有機ELブラビア「A95K」「A90K」「A80K」、液晶ブラビア「X95K」「X90K」。有機EL最上位のA95Kシリーズにはマグネットで取り付けられる仕様のものが標準で付属。販売モデルはUSBケーブルで接続し、テレビ上部と裏面に挟む形で設置する。

裏面。写真はUSB接続のモデル

新たなUX機能を使うこともできる。手をかざして音量調整などが行なえる「ジェスチャーコントロール」が可能になるほか、テレビ画面に近い際に忠告する「近すぎアラート」、近くに人が居ないことを感知すると切り替わる自動省エネモードなどを備える。なお、人感センサーは非搭載。

また、マイク搭載のWebカメラとしても利用可能で、Google Duoを使ったビデオチャットがブラビアで行なえるようになる。マイクはビデオチャット用のもので、Google Duo使用時のみ起動する仕様。Webカメラ機能の他アプリへの対応は今後検討するとしている。

これらのUX機能については、XRを搭載しない「X85K」「X80K」「X80KW」でもBRAVIA CAMを装着することで利用できる。なお、21年発売モデルはXR搭載のブラビアでも動作保証対象外となる。