ニュース

Unique Melody、100万円超えのイヤフォン。BA+骨伝導の13ドライバー

「MASON FS Le Jardin」

ミックスウェーブは、Unique Melodyの限定モデルで、12基のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーと1基の骨伝導ドライバーを搭載したハイブリッド型イヤフォン「MASON FS Le Jardin(メイソン エフエス ル・ジャルダン)」の受注を、6月18日より開始する。完全受注生産でユニバーサルモデルは世界限定40台、カスタムIEMモデルは同5台。価格はユニバーサルモデルが110万円、カスタムIEMモデルが129万8,000円。

12基のBAドライバーと1基の骨伝導ドライバーを搭載

12基のBAドライバーに、長年の骨伝導技術の研究により生まれた、独自設計の銀とパラジウム合金製圧電骨伝導ドライバーを搭載した特別モデル。空気伝導と骨伝導を組み合わせることで「従来のイヤフォンを超え、聴覚の他に身体や骨を通して微振動を伝えることで、音の細部まで再現し、まるで生のバンドがそばにいるようなと音楽観とダイナミックな音場を表現する」という。

27層セラミックコーティングの銀、パラジウム合金圧電骨伝導ドライバー

Unique Melodyが新開発した骨伝導ドライバーは、銀とパラジウムでできた合金の振動板に27層のセラミックコーティングを施したもの。各層のセラミックコーティングの厚さは23~25μmで、このセラミックの層には耐熱性の高い導電性パラジウムぺーストを使用し、980度で焼成している。各骨伝導ユニットは、製品の品質を管理するため、静電容量、誘電損失、変位、共振周波数について厳密なテストが行なわれる。

同じく骨伝導ドライバーを搭載する「MEST MKII」で採用している「dBC-s」ドライバーの14層セラミックコーティングに比べ、MASON FS Le Jardinの骨伝導ドライバーは積層数が多く、厚みがあるため、振動効果の質が向上し、より個性的なサウンドを実現した。ドライバー構成は、Low×4、Mid×4、Mid/High×2、High×2、フルレンジ(骨伝導)。再生周波数帯域は20Hz~35kHz。インピーダンスは19Ω。

シェルは天然サボテンのスタビライズドウッド

シェルは、モネの絵画からインスピレーションを得て、最高級の天然サボテン材を使用したスタビライズドウッドシェルを採用。筐体カラーの赤、紫、青が光と混ざり合うことで、アマランサスのような得も言えぬ美しい濃淡を表現し、夢幻的な雰囲気を醸し出すという。筐体は密度が高く堅牢な素材から高精度のCNC加工により、ひとつひとつ精密に削り出される。複雑な形状と滑らかな曲線は、フィット感の良い形状にデザインされている。

付属ケーブルはダークブルーとインクブラックのツートンカラー

付属ケーブルは、アップグレードケーブルのトップメーカーであるPW Audioのツートンカラーケーブル「Meet Again」。最高級ケーブル「Orpheus」をベースにしたもので、「最も自然なディテール表現とダイナミックさを最大限に引き出し、Le Jardin のサウンドをよりハイレベルに引き上げる」とのこと。導体には銅を採用した。ケーブル長は約120cmで入力端子は4.4mmバランス。イヤフォン側端子はCustom 2pin。

付属するアクセサリーも特別なイヤフォンに合わせて選定したもので、レザーケースはDignis製。素材には貴重なイタリア製の植物性タンニンなめし革を使用しており、色彩が豊かで温かみのある手触りがよく、使い込むほどに味が出るレザーとなっている。エンボス加工を施し、滑らかなラインと質感をデザイン。ケーブルクリップ、ケーブルスリーブにもケースと同じレザーを使用し、実用性と統一感のあるデザインを両立させた。

付属アクセサリーにはイタリア製植物性タンニンなめし革を使用