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Unique Melody、新型骨伝導ドライバー採用「MEXT」

「MEXT」

ミックスウェーブは、Unique Melodyより、従来と異なる新開発の骨伝導ドライバーを搭載した有線イヤフォン「MEXT」のユニバーサルモデルを7月2日に、カスタムIEMモデルを7月8日に発売する。どちらも価格はオープンプライス。店頭予想価格はユニバーサルモデルが172,000円前後、カスタムIEMモデルが197,900円前後。

新開発の骨伝導ドライバー「OBC」を搭載する

新開発の「Original Bone Conduction(OBC)」と呼ばれるコイルタイプの骨伝導ドライバー×1基と、ダイナミック型ドライバー×1基、バランスド・アーマチュア(BA)型ドライバー×4基の6ドライバー構成イヤフォン。OBCドライバーは振動数が大きく、スムーズな音の表現と豊かな響きが特徴という。発売中のMESTシリーズとは異なるタイプの骨伝導ドライバーで、高磁力ネオジウム磁石と高靭性振動鋼板、高純度銅コイルで構成。低温溶接で作製される。

N52マグネット
コイル
振動板
「MEXT」展開図

軽量で耐摩耗性に優れ、安定性も高く、優れた音の伝達を実現。MESTシリーズで使われている再生周波数が広い圧電セラミックスと比べ、OBCは振動効果が高く、低周波の感度が高いため、低音域の再生に優れているという。

そんなOBCドライバーを、ダイナミック型とBA型のベーシックなハイブリッドデザインに組み合わせることで「他にはない独特な音の響きとと滑らかで優しいサウンドを奏でる」とする。

再生周波数帯域は20Hz~23kHz、インピーダンスは16Ω、感度は108dB@1kHz。ドライバー構成の内訳はLow×2(コイル骨伝導、ダイナミック)、Mid×2、High×2。

見た目にも特徴的なOBCドライバーは、イヤフォン内部、耳の骨に近い部分に配置され、音の振動をダイレクトに伝える。イヤフォンの振動や、長時間の装着でも疲労感を抑えられるよう、筐体を可能な限り小型化。カスタムIEM製造のノウハウ、人間工学に基づいた設計により、さまざまなタイプのユーザーにフィットするデザインとなっている。

付属ケーブルのUM Copper M1 Custom Cable

付属ケーブルはOFCH銅を採用したUM Copper M1 Custom Cable。自然で滑らかなサウンドを実現するケーブルで、OBCドライバーの瞬発力と相まって「クイックなレスポンスとマイルドさを併せ持ち、繊細でマイルドな音を奏でる」という。

ケーブルシースは柔らかく取り回しやすいのも特徴。カラーはブラックで、ブラックカラーのシェルとともに、シンプルでミニマルなデザインに仕上げた。入力端子は3.5mmステレオミニ、イヤフォン端子はCustom 2pin。ケーブル長は約120cm。

Dignis製のオリジナルレザーケースも付属。ケース内部には、持ち運び中にイヤフォンの本体同士が接触して傷が付かないようにギミックが施されている。そのほか、UMオリジナルイヤーチップ(シリコンタイプ)、AZLA SednaEarfit XELASTEC(SS、MS、Mサイズ)などが付属する。

付属のDignis製オリジナルレザーケース