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ASUS、持ち運べる21.6型4K/HDR有機ELディスプレイ。直販60万円

ASUS JAPANは、世界初の21.6型ポータブル4K有機ELディスプレイ「ProArt PQ22UC」を24日より直販サイト限定で発売した。価格はオープンプライスで、直販価格は60万円。

ProArt PQ22UC

RGB印刷技術を用いたJOLED製の4K有機ELパネルを採用する、21.6型のポータブルディスプレイ。海外で先行発売していたモデルを国内でも投入する。

4K/3,840×2,160ドットの有機ELパネルを搭載。スマートフォン用の有機ELパネル(PenTile)や、大型テレビ向けの有機ELパネル(WOLED)と異なり、RGBストライプのサブピクセル構造を特徴とする。「独立したピクセルが深みのある黒、自然な色合い、鮮やかなコントラストを実現し、実物そっくりな映像を高輝度画質で再現する」という。

最高0.1msの高速応答を実現。ビデオや動きの速いアニメーションにおいても、鮮明な映像で映し出せる業界トップクラスの高速ディスプレイとしている。輝度は標準で140cd/m2、ピークで330cd/m2。コントラストは100万:1。視野角は上下左右178度、パネル表面はノングレア処理。

10bitの色深度と、DCI-P3カバー率99%の色再現力を実現。Adobe RGB/sRGB/Rec.2020/DCI-P3//Rec.709などの色域モードを搭載する。また14bit精度のルックアップテーブル(LUT)を内蔵するほか、5つのガンマ値(1.8/2.0/2.2/2.4/2.6)を任意に設定できる。

対応するHDR規格は、HDR10、HLG、Dolby Vision。HLGとDolby Visionは、HDMI接続時のみサポートする。

専用のスリーブケースを付属

色差値を示すデルタEにおいて、2以下を保証するようキャリブレートを実施。キャリブレーションレベル63・127・255のレポートを提供するグレースケールトラッキングテクノロジーを備えることで、忠実な色再現を実現。また、画面の部分ごとの明るさと彩度(色)の変動を防ぐために、95%の均一性にする補正機能を搭載。

使用イメージ

表示機能としては、画面の中に別の映像入力の画面を小窓のように表示できるPicture in Pictureや、複数の映像入力を画面内に並べて表示するPicture by Pictureを搭載。4K映像を複数同時に表示できるという。

着脱式のスタンドのほか、専用のスリーブケースを付属。スリーブケースを折りたたむことでスタンドとして使用できる。

入力端子は、USB Type-CとMicro HDMIが各1系統。HDCP 1.4をサポートする。

スタンド含む外形寸法は、510.9×128.2×382.1mm(幅×奥行き×高さ)。重力は2.1kg。ACアダプターや電源ケーブル、Micro HDMI to HDMIケーブル、USB-Cケーブル、スタンド、キャリーバックなどを付属する。

スタンド装着時の側面
スリーブケース使用時の側面
キャリーバックなどを付属する