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FiiO、磁力で入力プラグ変更できるケーブル。DACモジュールも

「LF-RB」。磁力を用いたプラグ変更構造「マグネット式オーディオプラグ」により、2.5mm/3.5mm/4.4mmプラグを素早く簡単に交換可能

エミライは、FiiO Electronicsの新製品として、マグネット式オーディオプラグを採用したMMCX端子対応イヤフォンケーブル「LF-RB」を9月9日に発売する。FiiOの特許技術である磁力を用いたプラグ変更構造「マグネット式オーディオプラグ」により、2.5mm/3.5mm/4.4mmプラグを素早く簡単に交換できる。価格はオープンプライスで店頭予想価格は8,470円前後。

「LF-RB」

さらに、LF-RB専用の小型DACモジュールオプション「LF-TC」も同日に発売。オープンプライスで、店頭予想価格は6,820円前後。

LF-RB

2.5mm/3.5mm/4.4mmプラグの交換を、素早く簡単、かつ確実に行なえるマグネット式オーディオプラグデザインを採用。それぞれのプラグが磁力により強固に接合され、「確実な信号伝達を約束しながらも、交換時にはワンタッチで別のプラグに付け替えることが可能」という。

芯線には、高純度銀メッキ単結晶銅線を1本あたり30本、4本の信号線合計で120本使用。干渉対策として、それぞれの信号線に対して各25本からなる無酸素銅のシールドを施している。

このシールドは4.4mmバランスプラグの5極目に接続され、適切に接地を行なうことでさらなる干渉低減が可能という。

左右チャンネルの+/−で合計4本のケーブルは、リッツ式で編組。表皮効果や近接効果を大幅に低減し、近接効果を最小限に抑え、電線の抵抗値を下げ、「よりスムーズな信号の伝達により分解能を向上させる」とのこと。

ケーブルシースには環境に配慮したドイツ製のクリアTPUシースを採用。無酸素銅のシールド線が浮かび上がり、陰影のある高い質感も特徴という。シースは柔らかくしなやかで、タッチノイズを大幅に低減した。ケーブルの長さは約120cm。

イヤフォン側のMMCXコネクタには角度をつけており、耳に装着した際にスムーズな弧を描くように設計。長時間のリスニングでも負担のない快適な装着感を実現するという。MMCXコネクターには左右の端子を判別する赤と青のリングも装着している。

専用設計の小型DACモジュール「LF-TC」

小型DACモジュール「LF-TC」

マグネット式オーディオプラグに対応した専用設計の小型DACモジュール「LF-TC」もオプションとして用意。

USB-C端子搭載のスマートフォンやタブレット、PCに差し込み、イヤフォンを駆動できる。

FiiOのバスパワー駆動のUSB DAC内蔵ヘッドフォンアンプ「KA1」で採用された、新世代のアンプ統合型DACチップ「ES9281AC PRO」を、小さなL字型筐体の中に搭載。

PCMha384kHz/32bit、DSD 256(11.2MHz)に対応。DoP再生ではDSD128(5.6MHz)まで対応する。45mW@32Ωの出力が可能。

「あるときはお手持ちのアナログ高性能ヘッドフォンアンプに接続したり、またあるときはスマートフォンに直付けでミニマルなシステムを構成するなど、有線イヤホンの可能性を拡張する」という。