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ライカ、同社初の“レーザーTV”。'23年に欧州で販売

「Leica Cine 1」

独Leica Cameraは現地時間9月1日、レーザー光源の超短焦点プロジェクターを使用した同社初の“レーザーTV”「Leica Cine 1」を、IFA 2022で発表した。同モデルは2023年第2四半期からヨーロッパ市場にて販売される。

TVチューナーを内蔵した超短焦点プロジェクターにトリプルRGBレーザー光源を組み合わせた製品。4K解像度の鮮やかな画質と従来の液晶テレビより低消費電力を両立できる上、ユーザーは自宅のリビングルームで最大140インチまでの大画面を楽しめるという。

筐体はLeicaのデザイン哲学に則っており、洗練されたアルミニウムボディに、レンズ保護用の自動防塵カバーも装備。全面がパンチングカバーで覆われており、クリアな音質と通気性を両立した。筐体は60×40cmサイズのため、インテリアにも溶け込みやすいという。ライカデザインの光学性能を備え、内蔵スピーカーはDolby Atmosをサポートする。

同社のCEOであるMatthias Harsch氏は「年間売上高が1,000億ドルを超える世界最大の家電マーケットであるテレビ市場において、光学分野の専門性は今後重要なファクターとなるだろう。戦略的パートナーとの協力のもと、トップレベルの光学的専門知識を基に、『光学テクノロジーとデザインの融合』を実現したCine 1という特別な製品を生み出せたことを誇りに思う」と述べている。

Leicaは成長戦略の一環として事業領域を拡大しており、レーザーTV機器セグメントにおける地位の強化を目的に、8月にはテレビとレーザーTVの世界的メーカーであるハイセンスと技術協力することで合意している。