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Hisense、ミニLED採用液晶テレビ。8K+120Hzチップや8KレーザーTVも
2022年1月6日 17:00
Hisenseは、アメリカ・ラスベガスで開催されている「Consumer Electronics Show 2022」(CES 2022)において、2022年に発売するテレビ製品のラインナップを発表。ミニLEDを採用した液晶テレビ「U9H」シリーズや、レーザー光源の超短焦点プロジェクターを使用した“レーザーテレビ”「PX1-PRO TriChroma Laser Cinema」などを紹介した。
U9Hシリーズ
バックライトにミニLEDを採用し、より高い輝度と色表現、コントラストで「目を奪うようなHDRをお届けする」という新プレミアムライン。'22年夏以降に発売予定で、価格は75型が3,199.99ドル。
ハイセンスのULEDテクノロジーとミニLEDがシームレスに連携し、リアルタイムに画質を調整する。ピーク輝度は2,000nitで、ローカルディミングゾーンは1,280以上。
プロセッサーも強化され、より高速でスムーズなパフォーマンスとレスポンスも実現。120Hzリフレッシュレートにも対応する。Dolby VisionとDolby Vision IQをサポートし、広色域表現や精細な描写、「現実世界に近い4K表現」ができるとする。
オーディオ機能も強化され、本体上部と底部に組み込まれたスピーカーがサラウンドサウンドを実現。eARCやWISA対応で、2.1.2chやDolby Atmosによる空間オーディオも楽しめる。
PX1-PRO TriChroma Laser Cinema
ハイセンスは、2014年からレーザー光源の超短焦点型プロジェクターを使用した大型ディスプレイをレーザーテレビとして展開している。新モデルのPX1-PROは、同社のTriChromaレーザーエンジンを採用した4K超短焦点プロジェクターで、新開発のデジタルレンズフォーカスシステムも採用した。投写画面サイズは90~130型。価格は3,999ドル。
光源にピュアレッド、グリーン、ブルーのレーザーを使用し、10億色以上の色表現を実現。4K解像度、60Hzリフレッシュレート、Dolby Vision、HDR10、フィルムメーカーモードにも対応する。サウンド面ではDolby Atmos、WISAにも対応。eARCをサポートするHDMIポートも備える。Wi-FiやBluetoothにも対応。Googleアシスタント、Works with Alexaも利用できる。
また2021年に「超短焦点プロジェクターの王様」として評価を得たレーザーテレビ「L9G TriChroma Laser TV」は、アップグレードでDolby Visionに対応する。
同社は、8Kレーザーテレビ開発や、8K+120Hzを実現するイメージングチップセットの開発も明らかにした。このチップセットは20,000個のミニLEDバックライト制御や、AIセンシングによる映像表現の強化も可能で、2022年第1四半期に大量生産を開始する。
そのほか2022年にはミニLED採用の「U8H」シリーズや、ゲームに最適という「U7H」シリーズ、価格を抑えた「U6H」シリーズなどの発売を予定している。