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BDレコーダの録画補償金対象問題、MIAUが意見草案を公開

一般社団法人インターネットユーザー協会(MIAU)は6日、ブルーレイ補償金に対するパブリックコメント案を公開した。

文化庁が8月に私的録音録画補償金制度の新たな対象機器として、「Blu-rayディスクレコーダー」を追加する著作権法施行令の改正政令案を発表。国民からの意見を募る「パブリック・コメント」の募集を開始した。この件について、MIAUでは「強く反対する」立場から、パブリック・コメントの意見草案を公表した。

主な趣旨は以下となる。

  • DRMによって著作権保護されている機器とメディアを私的録音録画補償金の対象に指定することは不適当
  • ブルーレイディスクレコーダーを政令指定することに関し、関係者間の合意が形成されておらず、関係者間に合意のない政令指定機器に追加することは補償金制度の秩序を損なう
  • ブルーレイディスクレコーダーの市場は縮小し続けており、消費者の私的複製行為は消滅傾向にあるなかでの政令指定には意義がない
  • 廃止も含めた議論も進んでおらず、現行制度に変わる方策も存在しない
  • ブルーレイディスクの補償金にかかる業界団体も解散しており、実質的にディスクが関係しない録画機器への拡大が懸念される

パブリックコメントの受付期間は、9月21日までとなっている。