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民放連も「BDレコ補償金」賛成。「適切な対価の還元がなされていない」

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日本民間放送連盟(民放連)は28日、私的録音録画補償金制度の新たな対象機器にBDレコーダーを指定した文化庁の政令案について、「ブルーレイディスクレコーダーを規定することに賛成」との意見を提出したと明らかにした。

意見書では、私的録音録画補償金制度について、「見直しの議論が続いていたものの、その間、権利者・クリエーターに対して、長きに渡って適切な対価の還元がなされていない状況は大きな問題である」とし、対象機器にBDレコーダーを追加する理由を説明。

また、「今回の措置は、『知的財産推進計画2022』において、『クリエーターに適切に対価が還元され、コンテンツの再生産につながるよう、デジタル時代に対応した新たな対価還元策』が実現されるまでの『過渡的な措置』とされている」とも述べており、「今後、『新たな対価還元策』について、早期に検討が行われるように要望いたします」と、新たな還元策の検討を求めている。

文化庁の改正政令案については、JEITA(一般社団法人電子情報技術産業協会)が8月23日に「政策としての合理性が無いものと考え、強く反対する」という意見書を発表。

これに対し、日本音楽著作権協会(JASRAC)や日本レコード協会などの権利者19団体は9月9日、「音楽や映像のクリエーターに適切な対価を還元する環境を再構築するために必要不可欠なプロセスであり、私たちはこの改正案を強く支持します」とのコメントを発表している。

JEITA「強く反対する」。BDレコーダ私的録音録画補償金制度対象化

JASRACら19団体「必ず実現させる必要ある」。BDレコーダ私的録音録画補償金制度対象化