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GoPro「HERO11」発表。”ディスプレイ非搭載”の「mini」も
2022年9月14日 22:26
GoProは、新しい大型イメージセンサーを採用したアクションカメラ「GoPro HERO11 Black」を9月14日に発売した。価格は78,000円。また、HERO11 Blackをよりコンパクトに、より軽く、シンプルなデザインに凝縮したという小型モデル「HERO11 Black mini」も10月25日に発売する。価格は58,000円。
HERO11 Blackにバッテリー内蔵のVoltaハンドグリップやライトモジュール、メディアモジュラーをセットにした「Creator Edition」も9月14日に発売した。価格は101,000円。
全モデルとも、新たに1/1.9インチセンサーを採用したことで、最大5.3Kの解像度で10bitカラー動画を60fpsで撮影できる。さらに新型センサーによって縦横ともに広い視野角を実現。これまでのアスペクト比16:9、4:3に加え、8:7での撮影も可能になった。8:7はGoPro史上もっとも縦方向に長い視野角で、撮影できるシーンの縦幅が広がることで、「一つのビデオからInstagramやTikTokに最適な9:16の縦長ショット、YouTubeや大画面に最適な16:9のシネマティックショットなど、 GoPro Quikアプリを使ってさまざまなアスペクト比のコンテンツにクロップすることが可能」という。
シリーズ史上もっとも広い16:9の視野角撮影、HyperViewも実現。HyperViewは自転車、スキー、サーフィン、オートバイなどのFPV撮影に最適とのこと。
2,700万画素の静止画撮影も可能で、動画から最大2,470万画素の画像を切り出すこともできる。最大8倍のスローモーション撮影もできる。
手ブレ補正機能のHyperSmoothは5.0にレベルアップし「どんなに揺れの大きい状況でも驚くほど安定したコンテンツを撮影できる」という。動きやスピードに基づいてビデオブレ補正のレベルを自動で判断し、最小限のクロップで最大のブレ補正を実現する自動ブースト、カメラを360度回しても映像の水平を維持する水平ロック機能も追加された。
新たに3つのナイトモードを搭載。地球の自転と星を利用して光跡を撮影できる「スタートレイル」、動く光によるブラシストロークエフェクトを作成できる「ライトペインティング」、夜間の車のヘッドライトなどを利用して、眩い光跡を撮影できる「ライトトレイル」を利用できる。そのhか、シャッターボタンを押す最大30秒前まで遡って撮影できるHindSight、スケジュールキャプチャー、録画する時間の長さを指定できるデュレーションキャプチャー、TimeWarpでの5.3K撮影も可能。
本体は10mまでの防水仕様。HERO11 BlackとCreator Editionのバッテリーは、低温環境下でカメラ性能が大きく向上し、以前のGoProカメラやバッテリーと比較して、常温環境下での撮影時間が最大38%長くなるEnduroバッテリーが標準で付属する。
前モデルに続いて、背面に加え、前面にもカラーディスプレイを搭載。40種類のマウントやモジュール、アクセサリーとの互換性も確保された。操作面ではイージーモードとプロモードが搭載され、操作がさらにシンプルニ。イージーコントロールでは様々なシーンでの撮影でも、 簡単な操作でGoProが推奨するベストなセッティングで撮影でき、プロコントロールでは「HERO11 Blackの全ての機能を解放し、クリエイティビティを最大限発揮することができる」とのこと。
またGoProサブスクリプションユーザーの場合、本体を充電中に撮影したデータがクラウドに自動アップロードされ、ハイライトビデオがスマートフォンに送られてくる機能も利用できる。
小型のHERO11 Black miniは、本体背面と前面のカラーディスプレイを排して小型化したモデルで「ボディマウントしやすく、ギアへのマウントも簡単」という。カメラの底面と背面にマウントフィンガーを内蔵しており、マウントバリエーションが広がった。本体上部に録画ボタンとバッテリー残量や撮影モードなどを確認できるディスプレイを搭載する。
頑丈なアウターシェルで全体が覆われており、GoPro史上最高峰の耐久性を実現したとのこと。バッテリーは内蔵式で、Enduroバッテリーの技術も活用されている。