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Xperia 1 IV用冷却ゲーミングギア初展示。東京ゲームショウ

東京ゲームショウ2022が開幕。Xperiaブースでは、Xperia 1 IV専用ゲーミングギア「Xperia Stream for Xperia 1 IV」が展示されており、実機を使い「Identity V 第五人格」「PUBG MOBILE」のゲームタイトルが試遊できる。

Xperia Stream for Xperia 1 IVの実機展示は今回が初。背面に冷却ファンと4つの端子を備えたスマホケース型のアクセサリで、Xperia 1 IVを両面から冷却する構造。本体の熱の状況に合わせて回転数を自動制御するほか、熱源に合わせて気流を調節することで、フレームレートを落とさずにゲームプレイが可能になる。

Xperiaの「Identity V 第五人格」試遊ブース
「PUBG MOBILE」試遊ブース
配信向けのステージも
Xperiaの試遊ブース内。Xperia Streamを装着したXperia 1 IVとINZONEの有線ヘッドセット「H3」が用意されている

本体が熱を持った際に機能を制限する温度の閾値を高めに設定することで、長時間使用してもパフォーマンスを下がりにくくするブーストモードも装備。これらの機能はXperia Stream装着時にゲームエンハンサーから行なえる。

実際に実機を持ってみたところ、ガッチリとした外観からくる印象と反して軽い持ち心地で、角も緩やかに加工されていることから、スマホ単体で持つよりも指への負担が少ない印象。手触りはサラサラとしていて、「DualSense」のようなコントローラーを触っているような感覚に仕上がっている。

この点は実際に開発する際に注力された点だという。このコントローラーのような手触りを実現するために何度も素材と表面加工の見直しが行なわれたそうだ。また、角に丸みを持たせた加工だけでなく、背面の出っ張る部分もすべてなだらかにすることで、背面に添えられた薬指への負担も軽減しつつ、しっかりとホールドできる塩梅に仕上げたという。

FPS系のゲームをするときの持ち方で指に負担がかからない工夫が盛り込まれている
画面上部の中指が来る場所もホールドできるスペースを設けている

本体の前面にも風を当てる構造のため、カバー内部の構造にも注力されている。背面のファンから入った風が本体背面を冷やしつつ、側面の隙間を通って左右と上部から本体前面に風が当たる仕組みになっており、この風が出てくる隙間の角度や、細部の凸部などを調整することで、ゲームプレイ時に指に風が当たっても不快にならないよう工夫されているとした。

ケース内部の溝の様な部分は風の通り道になっている

Xperia Streamの左側は引くと開く仕様になっており、そこからXperia 1 IVを差し込むだけで簡単に装着できる。ゲームプレイでは干渉せず、しっかりと掴んで引いた際にはすぐに開くようになっているので、ゲームプレイ時だけ付けるといった使い方も楽に行なえそうだ。

左側が開く
そのままXperia 1 IVを差し込むだけで装着できる

ファンが付いているため、ファンノイズは発生してしまうが、ゲームエンハンサーのVCオプティマイザーをオンにすることで、マイクから入るファンノイズをキャンセルできるため、チャット相手や配信の視聴者に不快な思いをさせることなく使用できるという。

端子にコードを繋いだ状態でも、持っている手に干渉することがないので、総合的に見ても、不思議な見た目だけども実際に持ってみると快適といった印象。メインとして使われることが想定された充電用のUSB-Cと3.5mmオーディオジャックを左右に配置し、よりこだわりたい層のためのLAN端子とHDMI出力は中央側に搭載したという。

また、Xperia 1 IVの配信用機能として、USB-Cと3.5mmオーディオジャックに同時に音声出力する機能があるが、Xperia StreamingのHDMI出力端子と3.5mmオーディオジャックでも同じく同時に音声出力可能な仕様となっている。

INZONEのブースも併設しており、4K/144Hz対応のディスプレイ「M9」やゲーミングヘッドセットの体験も行なえる。

INZONEのブース