ニュース

ヤマハで防音室体験、配信系展示やキズナアイのリズムゲーム。東京ゲームショウ

展示されている防音室

東京ゲームショウ2022が幕張メッセにて開幕。ここでは配信機材や配信環境について展示しているブースを紹介する。

防音室体験もできるヤマハミュージックジャパン

ヤマハミュージックジャパンのブースでは、配信者向けの定番ミキサー「AGシリーズ」や、ゲーム配信に特化したミキサー「ZG01」などの配信機材の展示と体験コーナーのほか、ゲーム配信者 関優太の配信環境を再現した防音室を展示。実際に防音室の中に入れる「防音室体験」を行なっている。

防音室体験では、15日は1人2分間実際に入ることができた。中は2畳ほどのスペースにデスクとゲーミングPC2台、ディスプレイ2枚に配信時の環境が表示されている。展示と実物の差はエアコンの有無と電源の配線程度だという。防音室内は防音パネルと調音パネルも設置されており、中で声を出した際のフラッターエコーを抑える仕様になっている。

いざ中へ
デスク周り
下に猫
天井周り。角側の模様が入った出っ張りが調音パネル、グレーの部分が防音パネルでフラッターエコーの発生を防止する
換気扇部
「AG03 MK2」が使われているようだ

扉が閉まると会場の雑踏が少し遠ざかったように感じ、外からの音がかなり抑えられているのが実感できた。本来は中から音を出して外での聞こえ方を試したいところだが、逆の状況で性能を実感できるため、興味のある人は体験してほしい。

なお、展示されている防音室は「セフィーネNS」で、防音性能は最大Dr-40。これは防音室内で金管楽器を演奏した際に、テレビの標準音量レベルまで抑えるという。

機材はAGシリーズの「AG03 MK2」「AG06 MK2」とマイク一体型の「AG01」、ゲーミングミキサー「ZG01」、ヘッドセット「YH-G01」、ディスプレイ下などに設置できる小型のサウンドバー「SR-C20A」が展示されている。

AGシリーズ
「AG01」とサウンドバー「SR-C20A」

ZG01は、アプリ「ZG Controler」も体験できるほか、YH-G01と組み合わせて実際にゲームプレイできる体験スペースも設けられている。

また、ヤマハのゲーム・配信Twitterアカウント(@YamahaGame_jp)のフォローキャンペーンも行なわれており、「しぐれうい×ZG」イラストカードや関優太のドアノブシートがプレゼントされる。ヘッドセットのプレゼントキャンペーンも実施している。

AVerMediaや防音×高速ネット回線のゲーミングマンション

AVerMediaの新外付けキャプチャーボード「GC551 G2」

AVerMediaのブースには、10月発売となるキャプチャーデバイスの新製品「GC551 G2」が展示されている。外付け型で、上位機種の「GC553」と同じく4K/30fpsの録画に対応し、ほぼ同等の性能を備えるが、GC553で対応しているHDR録画はできないとのこと。

また、オーディオミキサーと様々な機能を割り振れるコントロールセンターを備えた配信用機材「AX310」を軸に配信環境を再現した展示を行なっている。ダイナミックマイク「AM330」やマイク/カメラ用アーム「BA311」などを組み合わせて展示している。

「AX310」
配信環境を再現した展示を行なっている

音楽家向けに防音性を重視したマンション「ミュージション」を展開しているMUSISIONのブースでは、従来の防音技術に加え、高速インターネット回線を設けることでゲーマー向けのマンションを展開していることを紹介している。

同社では近年、配信者やゲーマーから、音に関するトラブルを防ぐために防音性の優れた物件を探しているという問い合わせが増えたことから、2021年に「ミュージション品川中延」にYouTuber・ゲーマー向けの部屋をリリースしたとし、今年11月には全戸防音×10Gbpsの「フレッツ光クロス」を導入したゲーミングマンション「ミュージション plus 浅草」が誕生するという。

MUSISIONのゲーミングマンションブース

VTuber関係では、ハピネットのブースに、キズナアイのVRリズムゲーム「Kizuna AI -Touch the Beat!」の体験コーナーが展示。PS VRを装着して体験できる。また、ホロライブ2期生の湊あくあプロデュースの恋愛アドベンチャーゲーム「あくありうむ」の体験版も展開しているほか、完全生産限定版の特典の一部も展示されている。

ハピネットブース「Kizuna AI -Touch the Beat!」のコーナー
ハピネットブース「あくありうむ」の展示
ハピネットブース「あくありうむ」の展示
うちわも配布される