ケンウッド、約100時間録画できる2カメラドラレコ。3年保証付き

「DRV-MR870」フロントカメラ

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドより、前後撮影対応の2カメラドライブレコーダーで約100時間の長時間録画に対応した「DRV-MR870」を、10月下旬に発売する。価格はオープンプライスで、店頭予想価格は44,000円前後。

直販サイト「JVCケンウッドストア」では、10月25日までの間、限定30台で高耐久32GBのmicroSDカードと、オリジナル真空ステンレスボトルが付属する特別セットも予約販売する。

あおり運転や運転操作ミスなどによる事件・事故は依然として多発しており、こういった交通トラブルを未然に防ぐ、あるいは映像に記録するといった危険意識を持つドライバーが多いことから、ドライブレコーダーの需要は高い状態が続いている。

またユーザーからは、万が一の際の映像をしっかりと記録し、より多くのシーンを残すために、撮影性能はもちろん、長時間録画への要望が寄せられているほか、高機能商品の普及が進んだことで、品質に対する意識も高まっているという。

DRV-MR870は、最大128GBまでのmicroSDカードを2枚同時に挿せる「microSDカードダブルスロット」を搭載。スロット1からスロット2へのリレー録画にも対応し、低フレームレート録画モードと組み合わせることで最大約100時間の長時間録画ができる。さらに同社市販向けドライブレコーダーとして初めて、3年間の長期製品保証が付属する。

撮影面では、フロント・リアの両カメラにF1.6の明るいレンズに加え、約500万画素の裏面照射型CMOSセンサー「STARVIS」を搭載することで、暗い環境でもノイズの少ない高感度録画を実現。HDR機能も備えるため、逆光やトンネルの出入り口、 夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境下で起きやすい「白とび」や「黒つぶれ」を抑える。

さらにフルHDの約.18倍の解像度となるWQHD 3.7メガ記録モードも利用でき、映像描画をきめ細かく再現、ナンバープレートなど細かい文字情報まで、より鮮明に録画する。本体には2.7型のフルカラーTFT液晶も搭載。

「DRV-MR870」リアカメラ

後方からの急接近や蛇行運転などのあおり運転を自動で検知・録画する「AIセンシング」を搭載。後方車両をリアカメラが捕捉し、同機能の検知エリアに侵入すると自動で検知し追尾を開始。さらに検知エリア内で急接近や繰り返しの蛇行運転を検知すると、ドライバーに警告音と画面表示で知らせるとともに、録画映像を書き換えがされないイベントフォルダに自動的に移動させて保存する。リアカメラにはスモークガラスに対応する「スモールシースルー機能」も備えた。

別売りの車載電源ケーブル「CA-DR100」を使えば、24時間365日の駐車録画もできる。駐車中にフロントカメラ内蔵のGセンサーが振動を検知すると、ドライブレコーダーが起動して前後2台のカメラで撮影した映像を記録。ファイルは駐車録画フォルダに保存する。微小な暗電流を使用するためバッテリーへの負担も抑えるとのこと。

録画機能としてはエンジンのオン/オフに連動する常時録画、手動で録画ボタンを押すことで起動する手動録画、突発的な衝撃や急激な速度変化などを検知すると自動的に録画を開始するイベント記録、上述の駐車録画の4モードを利用できる。

前方衝突警告、車線逸脱警告、発進遅れ警告、AIセンシングによる後方車異常接近警告と後方車蛇行運転警告といった運転支援機能も搭載したほか、SDカードのエラーを未然に防止する「SDカードメンテナンスフリー」機能、SDカードの交換時期を知らせて録画エラーを未然に防ぐ「SDカード寿命告知機能」、LED信号機の無点灯記録防止なども採用。

外形寸法と重さは、フロントカメラが90×39×55mm(幅×奥行き×高さ)、133g。リアカメラが41×33×37mm(同上)、40g。32GBのmicroSDカードなどが付属する。