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ケンウッド、音声操作できる2カメラドラレコ2機種

前後同時録画ができる「DRV-MR760」

JVCケンウッドは、ケンウッドブランドよりスタンドアロン型ドライブレコーダーの新ラインナップとして、前方と後方の同時録画に対応した2カメラドライブレコーダー「DRV-MR760」と、前方と車室内の同時録画に対応した2カメラドライブレコーダー「DRV-MP760」の2モデルを、それぞれ2月中旬、3月中旬に発売する。価格はどちらもオープンプライスで、店頭予想価格はDRV-MR760が35,000円、DRV-MP760が37,000円。

両モデルとも、同社がこれまで高い評価を得てきた高画質・長時間録画などの高い基本性能を備えつつ、機能面が強化された。どちらも新たにハンドルから手を放さずに音声で本体操作ができる「音声コマンド機能」に対応。緊急時などに手動録画を開始できる「録画開始」と、静止画撮影ができる「写真撮影」、表示画面を切り替えられる「表示切替」に対応している。

本体底面に「緊急イチ押し録画ボタン」を装備。(写真はDRV-MP760)

本体底面には大きな「緊急イチ押し録画ボタン」も装備。万が一の際に迷うことなく、すばやく手動録画を開始できる。録画された映像は書き換えされない専用フォルダに自動保存される。

記録メディアは、16~128GBのmicroSDカードに対応。録画フレームレートは27.5fps/13.7fps/3.4fpsの3種類から選択でき、最長約43時間の長時間録画ができる。録画フォーマットは動画がH.264(MP4)、静止画がJPEG準拠(最大:1,920×1,080ドット)。32GBのmicroSDHCカードが付属。

録画モードはエンジンのオン/オフに連動する常時録画や、本体搭載のGセンサーにより突発的な衝撃や急激な速度変化などを検知するイベント記録、手動で起動できる手動録画、車載電源ケーブル(CA-DR100)を使った駐車録画監視の4つを利用可能。なお、DRV-MP760にはCA-DR100と同等の車載電源ケーブルが付属する。

メインユニットには2.7型フルカラーTFT液晶を搭載。(写真はDRV-MR760)

両モデルとも、メインユニットには2.7型フルカラーTFT液晶を搭載。

DRV-MR760

DRV-MR760

DRV-MR760は、前方用のメインユニットカメラと後方用の2ndカメラで、前方・後方の同時録画に対応。メインユニット、2ndカメラともに1/2.7型のフルカラーCMOSセンサーを搭載し、フルHD/1,980×1,80ドットの録画ができる。録画フレームレートは27.5/13.7/3.4fps。

HDRにも対応しており、逆光やトンネルの出入り口、夜間走行時の照明など、明暗差が激しい環境時に起きやすい白とび、黒つぶれを抑え、安定した映像を録画するという。

最大録画画角は、どちらも水平約126度、垂直約63度、対角約150度。F値は1.8。

従来から搭載されている前方衝突警告や車線逸脱警告といった運転支援機能には、新たに“あおり運転”の検知機能として、走行中に車両前方10m以内に車両を検出すると、画面表示と警告音で知らせイベント記録を開始する「前方割込警告」や、車両前方20m以内で車両が車線内で蛇行していた場合にイベント記録する「前方蛇行運転警告」、車両後方5m以内に3秒以上車両が接近したことを検出すると記録を開始する「後方急接近警告」も利用できる。

外形寸法は、メインユニットが89×38.3×50mm(幅×奥行き×高さ)、ブラケット取り付け時の高さは最大84mm。2ndカメラは60×28.6×25mm(幅×奥行き×高さ)、ブラケット(テープ貼付け)装着時の高さは最大53mm。

重さはメインユニットがmicroSDHCカードを含めて112g、2ndカメラが26g。3.5mのシガープラグコードや、8mの車外後方カメラ用ケーブルが付属する。

DRV-MP760

DRV-MP760

DRV-MP760は前方用メインカメラと車室内用の2ndカメラで、前方と車内の同時録画ができる。車室内用カメラは赤外線LEDを搭載しており、光量の少ない夜間やトンネル内などでの車内録画にも対応する。

新たに水平152度、垂直80度、対角182度の広視野角レンズを採用し、左右の窓越しにクルマの側面までの映像をとらえることができ、側面からの衝突や接触事故などにも対応するという。「駐車録画」を利用するために車両から直接給電できる車載電源ケーブルも付属。

DRV-MR760同様、運転支援機能には“あおり運転”検知機能が追加されているが、車両後方5m以内に3秒以上車両が接近したことを検出すると記録を開始する「後方急接近警告」のみ利用できない。

メインユニット、2ndカメラともに1/2.7型のフルカラーCMOSセンサーを搭載し、フルHD/1,980×1,80ドットの録画ができる。録画フレームレートは27.5/13.7/3.4fps。

最大録画画角は、メインユニットが水平約126度、垂直約63度、対角約150度。2ndカメラが水平約152度、垂直約80度、対角約182度。F値はメインユニットが1.8、2ndユニットが2。

外形寸法は、メインユニットが89.0×38.3×50mm(幅×奥行き×高さ)、ブラケット取り付け時の高さは最大84mm。2ndカメラは44.0×30.4×37.2mm(幅×奥行き×高さ)、ブラケット(テープ貼付け)装着時の高さは最大73mm。

重さはメインユニットがmicroSDHCカードを含めて112g、2ndカメラが38g。3.5mの電源ケーブルや0.6mの車室内カメラ用ケーブルが付属する。