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Amazon、「Echo Studio」を高音質化。新「Echo Dot/with clock」海外発表

Echo Studioの新色グレーシャーホワイト

Amazonは29日、既発売の「Echo Studio」において、空間オーディオ処理技術をアップデートにより追加し、音質をさらに向上させる事や、新色グレーシャーホワイトを発売する事を発表した。新色の価格は、既存のチャコールと同じ29,980円。

さらに海外では、小型の「Echo Dot」と、LEDで時計などを表示できる「Echo Dot with clock」の新モデルも発表。米国で10月発売予定。価格はEcho Dotが49.99ドル、Echo Dot with clockが59.99ドル。こちらの日本発売はまだアナウンスされていない。

【追記】アマゾンジャパンからの情報をもとに、Echo Studioの情報を追記・刷新しました。(9月29日4時)

Echo Studio

Echoシリーズの中でも最高の音質を誇る「Echo Studio」に、アップデートにより空間オーディオ処理技術を新たに搭載。「より深みのある低音を実現し、音質をさらに向上する」という。

この空間オーディオ処理技術は、ステレオ音源を強化するために設計されており、デジタル処理を用いることで音の奥行きや明瞭度、臨場感を向上し、より没入感のあるサウンドで音楽や映画を楽しむことができるとする。

Hi-Fiステレオ音源の再生時には、「ボーカルはより中央に、楽器はより側面に定位し、没入感のある立体的な音を作り出し、アーティストの意図を再現するオーディオ体験を提供する」とのこと。

周波数帯域の拡張により、「中音域の明瞭度の向上、より深い低音」も実現するとしている。

既に採用されているDolby AtmosとSony 360 Reality Audioに加え、これらの機能強化により、「より上質な音楽体験をお客様に提供する」とのこと。

この新機能は、無料のソフトウェアアップデートを介して無料で提供。既発売のEcho Studioでも利用可能。

次世代Echo Dot/Echo Dot with clock

Echo Dot

海外発表されたEcho Dot/Echo Dot with clockは、どちらもコンパクトな筐体を維持しながら、さらに高音質な再生が可能になった。内部を刷新し、より大型でカスタム仕様のフルレンジドライバーを搭載。クリアなボーカルと、前世代の最大2倍という低音再生能力を実現。

Echo Dot with clock

Echo Dot with clockのディスプレイも進化。高密度ドット技術を取り入れ、より多くの情報表示が可能に。アーティスト名、曲名、スヌーズ機能のカウントダウン、カレンダーイベントなどを表示できる。

新Echo Dotには加速度センサーと温度センサーも搭載。上部をタップする事で、音楽の一時停止やタイマーの停止などが可能。温度センサーを搭載しているので、アレクサに室温を訪ねて、教えてもらう事も可能になる。

また、eeroメッシュWi-Fiのエクステンダーとしても機能するようになる。

さらに、子供向けに「Echo Dot Kids」という製品も用意。価格は59.99ドル。フクロウとドラゴンを描いたデザインになっている。

Echo Dot Kids