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Monitor Audio、英国伝統“ヘリテージグリーン”の50周年記念スピーカー

Silver 100 Limited Edition

ナスペックは、Monitor Audioの創立50周年を記念したアニバーサルモデルとなるスピーカー「Silver 100 Limited Edition」を10月11日に発売する。価格はペアで275,000円。

Monitor Audioの顔として知られる「Silver 100-7G」に特別な仕様を施したもので、全世界で999台、日本では50台の限定販売となる。

具体的には、キャビネットの仕上げが、美しいラメを施した英国の伝統色であるヘリテージグリーン・フィニッシュになる。さらに、搭載するC-CAM RST IIドライバーには、特別限定仕様のアルマイト処理がされたゴールドフィニッシュが施される。「美しい質感の外観とともに高剛性化も実現。上質な音質に寄与する」という。

背面には、シリアルナンバーと50周年記念のブランディングを示すゴールドのバッジも配置。正規品であることを示すシリアルナンバー入りの証明書が付属する。

1972年に創立した英Monitor Audioは、東海岸の街Rayleighに拠点を置く長い歴史を持つスピーカーメーカー。先進技術の開発に積極的であると同時に、キャビネットをはじめユニットからネットワーク回路までの全てを自社内で一貫生産できる数少ないメーカーでもある。

Silver 100 Limited Editionは2ウェイ・バスレフのブックシェルフで、高域用の25mmドーム ツイーターには、航空宇宙産業用に開発されたアルミ・マグネシウム合金にセラミック硬化処理を施したMonitor Audioオリジナルの振動板「C-CAM(Ceramic-Coated Aluminium Magnesium)」を採用。軽さと共振点を分散させながら高い強度を実現した、革新的な素材だという。

第7世代のSilverシリーズは、新たなブレイクスルーとしてBronze-6Gで大きな成果を挙げたUD(Uniform Dispersion)ウェーブガイドを第二世代として新採用。FEA(有限要素解析)により設計されたウェーブガイドは、ツイーターから発せられる音の放射特性をコントロール。ツイーターの音域全体においてフラットで優れた放射特性を得ながら、クロスオーバー付近の帯域の指向性も向上したという。

ウーファーには、強くて軽いC-CAM素材を採用した RST(Rigid Surface Technology)ドライバーを採用。サイズは200mm径。RSTドライバーとして、Silver-7Gでさらに進化を果たしており、ディンプル形状をリニューアル。コーンの引張り強度を向上させる新しいアルミニウム合金も採用。

Bronze-6Gの新たなブレイクスルーとなったDCM(Damped Concentric Mode)テクノロジーも備え、優れた特性に磨きをかけた。また、ドライバーの周辺のトリムリングは、ドライバーのエッジを目立ちにくくし美しい外観に寄与している。

インピーダンスは8Ω。推奨アンプ出力は40~120W。クロスオーバー周波数は2,300Hz。外形寸法は230×332×375mm(幅×奥行き×高さ)で、重量は1台9.4kg。ターミナルはバイワイヤリングに対応する。