ニュース

Monitor Audio、ペア16万円からの第7世代Silverスピーカー

Monitor Audioのスピーカー第7世代Silverシリーズ

ナスペックは、Monitor Audioのスピーカー第7世代Silverシリーズを11月10日から発売する。ペアでの価格は、フロア型の上位モデル「Silver 500-7G」が473,000円、「Silver 300-7G」が396,000円、「Silver 200-7G」が308,000円、Atmosイネーブルドスピーカーの「Silver AMS-7G」が170,500円、ブックシェルフ「Silver 100-7G」が198,000円、「Silver 50-7G」が159,500円。

さらに、センタースピーカー「Silver C250-7G」は1台154,000円、サラウンドスピーカー「Silver FX-7G」は1台154,000円となっている。

ハイグロスブラック仕上げ

上位機「Gold-5G」と「Bronze-6G」の技術が導入されたシリーズで、フラッグシップの「Platinum」シリーズから続くハニカム状のメンブレンにインスパイアされたRST(Rigid Surface Technology)IIドライバーや、New C-CAMツイーターなどを搭載。さらに、ラインナップ全てが8Ω仕様で、マルチチャンネルでの使用にも対応している。

C-CAMツイーターは、アルミ・マグネシウム合金にセラミック硬化処理を施したもの。第7世代Silverシリーズでは、Gold C-CAMツイーターに、Bronze-6Gで使われたUDウェーブガイドを第二世代として新たに採用。有限要素解析によって設計されたウェーブガイドの形状により、ツイーターからの音の放射特性をコントロール。再生帯域全体でフラット、なおかつクロスオーバー付近の帯域の指向性も向上したという。

ミッドレンジやウーファー用のRSTドライバーの振動板にもC-CAMを採用。Silver-7Gでは、このドライバーが進化し、ディンプル形状をリニューアル。コーンの引っ張り強度を向上させる新しいアルミニウム合金も採用している。

ナチュラルウォールナット仕上げ
アッシュ仕上げ

Silver 500-7G

Silver 500-7G

シリーズ最上位のフロア型で、3ウェイのバスレフ型。25mm C-CAM Goldドームツイーター、76mm C-CAM RST IIミッドドライバー×1、200mm C-CAM RST IIウーファー×2を搭載する。全体の周波数特性(-6dB)は27Hz~35kHz。クロスオーバー周波数は800Hz/2.7kHz。

RST IIウーファーを2基搭載することで、低域再生能力を高めている。バスレフ用のポートはHiVe Iポートと呼ばれ、ピストルの砲身内を銃弾が通る際の動きと同じ効果を狙って設計。ポート内に刻まれた溝が放射される空気の乱流を減少させ、効果的に気流を加速。ポートノイズの減少と、低域の高速なレスポンスに貢献するという。

ベース部分には、Silver-7Gで新しく開発・採用されたアウト・トリガーフィートを採用。ABS製でより強固な仕上がりとなっており、高い制振性・安定性を獲得。スパイクが取り外せる2ウェイ設計で、スパイクを取るとカーペットやフロアに置く際も床を傷つけない。

外形寸法は319×389×1,095mm(幅×奥行き×高さ/ベース部含む)、重量は22.5kg。バイワイヤリング接続に対応する。

Silver 300-7G

Silver 300-7G

3ウェイのバスレフ型。ユニットは25mm C-CAM Goldドーム ツイーター×1、76mm C-CAM RST IIミッドドライバー×1、150mm C-CAM RST IIウーファー×2。周波数特性(-6dB)は31Hz~35kHz。クロスオーバー周波数は750Hz、2.8kHz。

前機種Silver 300の美点を受け継ぎながら、全てを大きく凌駕したという新モデル。シリーズ中、300/500/C250-7Gにのみに備えられたネオジム・マグネット搭載した76mmのRST IIミッドドライバーと、キャビネット・ブレーシングの不要振動対策により、「キャビネット鳴きが無く大きなボリュームでも混濁しない高いSNを誇る」という。

外形寸法は274×389×1,045mm(幅×奥行き×高さ/ベース部含む)、重量は19.3kg。バイワイヤリング接続に対応する。

Silver 200-7G

Silver 200-7G

2.5ウェイのバスレフ型。ユニットは25mm C-CAM Goldドームツイーター×1、130mm C-CAM RST II ミッドバスドライバー×2。周波数特性(-6dB)は34Hz~35kHz。クロスオーバー周波数は2.7kz。

ミッドバスドライバーのボイスコイルを、従来モデルの25mmから28.5mmに拡大。ハニカムのディンプルも備えたことで、低音再生能力が進化。

キャビネットぎりぎりまでユニットを配置し、反射面を少なくしている。また、国立物理研究所の協力により、スキャニングレーザー振動測定に有限要素解析モデリングを行ないキャビネット内の共振点を特定。mm単位でブレーシング材の大きさ、位置を決定し、内部空間容量を減らすことなく完璧な振動対策を施したという。

ユニットは従来同様、リア側からテンションロッド1本で固定するシングルボルト方式を採用。ドライバーに均等のクランプ力が掛かることで正確な動作が可能となっている。

外形寸法は254×329×930mm(幅×奥行き×高さ/ベース部含む)、重量は13.7kg。バイワイヤリング接続に対応する。

Silver AMS-7G

Silver AMS-7G

ドルビーAtmos用のイネーブルドスピーカー。2ウェイの密閉型で、25mm C-CAM Goldドームツイーター×1と、130mm C-CAM RST IIミッドバスドライバー×1を搭載。周波数特性(-6dB)は76Hz~35kHz。クロスオーバー周波数は2kHz。

UDウェーブガイドIIを、イネーブルドスピーカーとして最適化。他ラインアップより深いガイドとすることで、天井反射に適するよう指向性を調整している。これにより、スピーカーからの直接音を最小限とし、反射音を充分に聞かせるチューニングになっている。

外形寸法は185×313×185mm(幅×奥行き×高さ)、重量は4kg/台。壁掛け用の金具受けも取り付けられており、ハイトスピーカーとして使うことも可能。バイワイヤリングは非対応で、シングルワイヤ接続となる。

Silver AMS-7Gをフロア型の上に設置したところ

Silver 100-7G

Silver 100-7G

2ウェイバスレフのブックシェルフスピーカー。ユニットは25mm C-CAM Goldドームツイーター×1と、200mm C-CAM RST IIミッドバスドライバー×1。周波数特性(-6dB)は35Hz~35kHz。クロスオーバー周波数は2.3kHz。

外形寸法は230×300×375mm(幅×奥行き×高さ)と、ブックシェルフ型の中でも大きのサイズになっており、「小型ブックシェルフにイメージされる鳴らしやすく、設置しやすく、低位感が優れているというメリットはしっかり持ち合わせている」という。

同時に、シリーズ最大となる新しい200mm/RST IIドライバーにより、“深々と沈み込む”低域を実現。新しいハニカム状ディンプルとDCMテクノロジーにより、解像度とS/Nの向上も果たしたという。バイワイヤリング接続に対応する。

Silver 50-7G

Silver 50-7G

25mm C-CAM Gold ドームツイーター×1、130mm C-CAM RST IIミッドバスドライバー×1のブックシェルフスピーカー。筐体はバスレフ型。周波数特性(-6dB)は47Hz~35kHz。クロスオーバー周波数は2.6kHz。

外形寸法は165×240×284mm(幅×奥行き×高さ)、重量は5.6kg。バイワイヤリング接続に対応する。

130mm/RST IIドライバーのボイスコイルは25mmから28.5mmに拡大され、ハニカムのディンプルも組み合わせ、ハイパワーかつハイスピードな低音再生を実現。壁際へ設置しても音のバランスが崩れにくという。

Silver C250-7G

Silver C250-7G

Silver-7Gのステレオスピーカーと組み合わせるのに最適という密閉型・センタースピーカー。UDウェーブガイド IIが備わった25mm Gold C-CAMツイーターと、ネオジム・マグネット搭載した76mm/RST IIミッドドライバー、さらに130mmのC-CAM RST IIウーファーを2基搭載する。

周波数特性(-6dB)は65Hz~35kHz、クロスオーバー周波数は650Hz/3.3kz。外形寸法は481×240×206mm(幅×奥行き×高さ)、重量は10.6kg。

Silver FX-7G

Silver FX-7G

Silver-7Gのステレオスピーカーと組み合わせるのに最適という密閉型・サラウンドスピーカー。UDウェーブガイド IIを備えたC-CAMツイーターを左右に配置。中央にはC-CAM RST IIドライバーを配置する。

スイッチ操作でバイポールモードとダイポールモードの切り替えが可能。壁掛けを前提に設計されており、取り付け方法も簡単だという。