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ソニーCrystal LED採用、世界最大規模のバーチャルプロダクションステージ
2022年10月11日 16:30
Sony Pictures Entertainment(SPE)は米国時間の6日、カリフォルニア州カルバーシティのスタジオ敷地内のSony Innovation Studios(SIS)に、同社初のLEDパネルによるバーチャルプロダクションのステージを設置したと発表。ソニーがSPEのエンジニアとの協業を通じて開発した、高精細・高輝度・広色域のCrystal LEDディスプレイが使われており、Crystal LEDのバーチャルプロダクション用ステージとしては世界最大規模となる。
ステージの設立により、SISは様々なエンタテインメントにおけるバーチャルプロダクションのワークフローを拡大。「2022 Display Industry Award, Display Application of the Year(年間最優秀ディスプレイアプリケーション賞)」も受賞したポイントクラウドソフトウェア「Atom View」や、バーチャルプロダクション用の統合ソフトウェアにより、現実世界と仮想空間をシームレスに融合させることが可能になるという。
SISでは2018年の設立当初から、バーチャルプロダクション技術の開発を進めてきました。今回建設したLEDステージは、当社の技術をさらに高めるための重要なマイルストーンと考えています。リアルな映像表現と、直感的なバーチャルプロダクション技術の組み合わせにより、クリエイターは全く新しい方法で物語を伝えることが可能となります。
バーチャルプロダクションは、映画やテレビの制作現場に革命をもたらしています。SPEは、バーチャルプロダクション技術を自社内で開発する事により、コンテンツクリエイターが思い描くビジョンを実現するために不可欠なツールを提供します。
ソニーは、テクノロジーに裏打ちされたクリエイティブエンタテインメントカンパニーです。バーチャルプロダクションは、私たちがクリエイターへ新しい価値を提供できる重要な領域の一つであり、テクノロジーの力で彼らのクリエイティビティの創出をサポートしていきたいと考えています。