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MQA、Bluetoothでハイレゾ伝送する新コーデック「MQair」

MQAは英国時間の9日、新コーデックのSCL6を発表した。Bluetoothを経由してハイレゾの音をロスなしで伝送出来るというもので、市場には「MQair」のブランド名で展開する。なお、既報の通りこのコーデックは、日本オーディオ協会がライセンスしている「Hi-Res AUDIO WIRELESS」ロゴの認証コーデックに追加されている。

MQairは、「人間がハイ・レゾの音を聴く際の決定的要素である時間軸に焦点を当てることで音を繊細に、明確に再生する」というもの。MQAとPCMオーディオを384kHzまでサポートし、エンコードのデータ・レートは20Mbpsから200kbps以下までシームレスに増減可能。「Bluetooth、Ultra-Wideband(UWB)、WiFiリンクをカバー。低時間遅れ、高効率で電池も長寿命にできる」という。

MQAの創設者で、CTOのBob Stuart氏は、「MQAairによって、多くのリスナーのリスニングが向上し、MQAのエコ・システムがワイヤレス機器までに拡大します。ハイ・レゾは必ずしも難しい事項で決まるものではありません--音の詳細、分離、音色、空間を表現する微細な要素によって造られるのです。我々MQA Ltd.は音の透明性を語る場合は空気そのものを考えています。こうした知見を駆使してMQairが開発され、世界中のオーディオ愛好者、音楽愛好者により良い音楽をお届け出来るようになりました」とコメントしている。