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Meta Questに今年最後のアップデート。Proがバックグラウンド再生対応

「Meta Quest Pro」

Metaは、VRヘッドセットの「Meta Quest」シリーズ向けの最新ソフトウェア「v47」の提供を開始した。10月発売のハイエンドモデル「Meta Quest Pro」では、バックグラウンド再生、複合現実空間の動画が撮影できる「複合現実キャプチャ」などが追加されている。

v47は、2022年内最後のソフトウェア・アップデートとなる。Quest Proで利用できるようになったバックグラウンド音声再生は、マルチタスクや音楽好きの利用者から要望が多かった機能とのことで、Meta Quest Proで音楽を聴きながら仕事をしたり、ゲームをプレイしながらポッドキャストを聴けるようになった。同機能は、VR体験におけるあらゆる2Dパネルアプリのバックグラウンド音声をサポートしているという。

複合現実キャプチャでは、複合現実を使ったプレイの瞬間を撮影・共有できる。これまでは、パススルーを有効にした状態で録画すると、ゲーム内背景が黒く設定されていたが、このアップデートにより、実際にQuest Pro内で見ているものを、そのまま映し出せるようになった。

Home環境の鏡を使って、リアルタイムでアバターの姿を変更できる

またQuest ProとQuest 2では、服装や髪型、髭、新しい顔への変更など、アバターの見た目をこれまで以上に簡単に変えることも可能に。Quest内のHome環境に鏡が設置され、自身の外見を確認しながら、リアルタイムでアバターの姿を変更できる。

そのほか、ライブラリのデザイン変更、ゲームのフィルタリングと検索の新しい方法の導入といった新機能も盛り込まれた。

あわせてモバイルアプリ「Meta Quest」もアップデートされ、ウィッシュリストの共有が可能になったほか、VR内の友人の表示をより目立つところに配置。ホーム画面へのウィジェット追加、ヘッドセットとコントローラーのバッテリー残量表示、ミラーリングの開始、アプリへのアクセスと起動、重要なデバイス設定の操作も、これまでよりも簡単に行なえるようになっている。

モバイルアプリ「Meta Quest」もアップデートされた